富土に浮かぶ日

九州の南の、そのまた東の外れ。宮崎というのは、亜熱帯気候の東部海岸線から九州山地に連なる西部山岳部にかけて、ぐぐっと左肩が上がった地形になっているわけで、そこで海釣りをしようと思えば、この下がった右肩のもっとも低くなったあたりに、フナムシと一緒にへばりつくことになる。 おおざっぱにいうと、県北部は大分県蒲江周辺に続く …

富土を渡る風

快晴、微風。海蒼し。山々はもえたつような新しい緑。そして、誰もいない湾。 半年ぶりに、富土(ふと)の海に浮かんでいる。日南海岸の荒々しい磯場が続く中に、ぽっかりと明るい砂浜がひらけたここは、左右をちょっとした岬に守られた波の静かな海水浴場。磯料理を出す店や民宿などもいくつかあり、観光地というほどではないにしても、夏に …

映画>荒野の七人

『荒野の七人』(ジョン・スタージェス監督/1960)。 ご存じ、黒澤明の『七人の侍』にほれこんだユル・ブリンナーが、製作権を買い取って作った集団抗争西部劇。冒頭、悪漢の集団におそわれた村人が困ったあげく「長老に相談するべえ」というシーンが出てきたところから、こりゃもう、徹底的に『七人の侍』をやるつもりなんだなと覚 …

富土を渡る風 2007

高三の長女は塾だというので、家族四人で富土へボート釣りに。去年は三女がゴムボートデビューをして、よほど楽しかったらしく、何度もそのキス釣りの話をしていた。次女はその時、行きそびれていたので、「次、私も連れていって」といっていた。その後に怪我をして入院したので、ボート釣りどころではなくなったけど、その釣りの話は家族で何度 …

映画>紅の豚

『紅の豚』(宮崎駿監督/1992)。 加藤登紀子の歌が聴きたくて、この映画を観た。プロジェクター以前から、何度も観てきた映画。 第二次大戦前のアドリア海に、あんな風に飛行艇乗りがたくさんいたのかどうか知らないけど、空も海もひたすらに美しく、出てくる人たちは皆いい人だ。アニメは夢を語るもの。映画も夢を語るもの。し …

映画>P.O.Cワールド・エンド

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(ゴア・ヴァービンスキー監督/2007)。 シネコンの巨大スクリーンで観た。客席数399、スクリーンはH 7.5m×W 17.5m、音響はドルビーSRD-EX。そして映画がこれであるから、とりあえず現段階でぼくが観ることができる、最新の視聴環境ということになる。  …

映画>リンダ リンダ リンダ

病気で入院していた友だちが、奇跡的な回復をみせ、うちに遊びに来てくれたので二人で観た。たしか、四回目じゃないかと思う。 彼は地元の放送局のプロデューサーを長く務めていて、映像にはちとうるさい。ついでにいうと、加山雄三の若大将シリーズは高校時代に全二十何本を観たというくらい?映画にも詳しい。 その彼が、「驚いた。 …

ふたたびリアスピーカーについて

リアスピーカーが決まらない。それというのも、やはりこの方の実験の影響である。 スピーカーの自作において、低域をどうするか。どのようなレンジで、どのような性質の低域を求めるかというのが、設計のすべてを決めるといっていいのだが、この実験にあるようにリアスピーカーは決していわゆるサラウンド用などではなく、時にフロントと同様 …

カワセミさんが

釣りフォーラムの仲間だったカワセミさん(宮崎)が、昨日亡くなられました。まだ50歳くらいだったかと思います。 数年前に脳梗塞で倒れてから、ついに一度もお会いしないままでした。懸命なリハビリを続けて、この4月に就職されたばかりでしたが、その直後にくも膜下出血を発病されたということでした。 さきほど、お通夜から帰ってき …