リンダ リンダ リンダ

病気で入院していた友だちが、奇跡的な回復をみせ、うちに遊びに来てくれたので二人で観た。たしか、四回目じゃないかと思う。

彼は地元の放送局のプロデューサーを長く務めていて、映像にはちとうるさい。ついでにいうと、加山雄三の若大将シリーズは高校時代に全二十何本を観たというくらい?映画にも詳しい。

その彼が、「驚いた。宮崎のシネサロンより、画がいい」といってくれた。

「シネサロンて?」
「市内にあるちっちゃい映画館」
「知らない。行ってたの」
「よく行ってた。画面はここと同じくらいだった」

100インチの映画館って、ほんとにあったのなら行ってみたかった。(調べてみたら、ちゃんとある。席数57とあるから、いくらなんでもうちよりもっと大きいだろう。うちは席数6くらいだ。)

『リンダリンダリンダ』。この映画がわが家に与えた影響は甚大なものがあって、オクサンはとうとう電子ドラムを買った。ローランドのなんとかいう、そこそこライブでも使えるくらいのやつで、おかげでぼくがクラシックギターを買う話は、無期限の延期となった。

高三の長女の塾の送り迎えでは、車の中で二人でブルーハーツを聴いているらしい。その長女が、ドラムの練習を始めたのだが、「ドンタタ、ドドタタ」の、バスドラムの担当であるところの冒頭の「ドン」は叩けるが「ドド」がむずかしいとか、そういう会話が日常的に交わされるようになってしまっている。

なんでもよろし。おおいにやるよろし。