『十誡』の謎

映画『十誡』の最大の謎は、淀川長治氏の解説が内容と全然ちがうことだった。 「はい。この映画ですね。デミルの十誡、デミルの十誡、です。デミルはこの映画、2回作ってますね。私のいうデミルの十誡は、サイレントの方です。」 と、合っていたのはここまで。 「この映画、時代劇と現代劇が交互に出てきますね」 実際には、交 …

映画>十誡

『十誡』(セシル・B・デミル監督/1923)。「デミルさん、私の準備はいいわよ」(サンセット大通り)の、あのセシル・B・デミル監督である。『十誡』なのである。 デミルはこの映画を二度作っていて、1957年のカラー版を日本では『十戒』として、このモノクロサイレント版を『十誡』と表記しているようだ。 今回のサイレン …

丸山ギターについて

丸山太郎。1995年、早大卒業と同時に石井栄に師事、ギター製作を始める。その後、2年間のスペイン留学中に、ホセ・ルイス・ロマニノスに師事。機械をまったく使わない工程のすべてを、自分一人で受け持つ完全な手作りによる製作を山梨県の工房で行っている。 というプロフィールを、ついさっき知った。名前を聞いたのが2日前だ。そして …

大萩康司コンサート

15日午後6時30分。かごしま県民交流センター。 コンサートは、バッハのリュート組曲ホ短調(BVW1006/a)で始まる。6つの小品による組曲なのだけれど、2曲目が終わった頃にすでに意識がどこかへ飛んでしまっていた。「寝てる」ともいえるのだが、要するに世間のもろもろから切り離されて、夢を見てた。 ぼくは、ある種のク …

3日ほど家をあけます…

今日、鹿児島市で大萩康司のコンサートがあり、たまたまプロデューサーが友達だったので電話してみたら、「席あるよ。おいでよ」とのこと。これから鹿児島へ向かい、そのまま泊。明日は鹿児島から福岡へ入って夕方、大萩さんインタビュー。そのまま福岡泊。翌日夕方は、都城市で取材とミニ旅の様相になってきましたので、3日ほど家をあけます。 …

映画>真夜中の弥次さん喜多さん

『真夜中の弥次さん喜多さん』(宮藤官九郎監督/2005)。であります。 「紙みたいにぺらぺらの江戸」を抜け出して、「リヤルを求めて」お伊勢様へてめえ探しの旅に出かけた弥次さん(長瀬智也)喜多さん(中村七之助)。その二人は「ホモ」であり、喜多さんはヤク中でもあった。 いやー。こんな馬鹿映画は初めて観ました。 視 …

ハイビジョン五輪

オリンピックはハイビジョンでっせ。と、アテネの頃かそのもっと前からNHKは連呼していたけど、ようやくうちもその環境になった。しかも、プロジェクターだ。 これはまったく未体験ゾーンというか、もうニューメディアといっていい驚きの世界で、110インチくらいで映しても、ハイビジョンだとまともに綺麗に映ってしまう。開会式と女子 …

大萩康司>鐘の鳴るキューバの風景

ギタリスト大萩康司の最新DVD。キューバでの録音で選曲もキューバの作曲家のものが中心になっている(らしい)。知らない曲ばかりでよくわからない。 来週、この人のインタビューが入っているので、半ばは勉強のためでもあったのだけど、見入ってしまった。全体を通しての感想としては「すごいことやってるなあ」というもの。 クラシッ …

構造的世界としてのノア

ノアにあって新日にないものを考えてみた。先に書いたエース、それから社長レスラーの存在、時宜に応じて放たれる物語性、ここへきてタイトル=最強の図式すら手放して、力皇なぞをチャンピオンにして平然としているのもすごいと思う。やっぱりあいつじゃだめかとなると、次には田上明を王者にしてしまった。どうなってるんだ。 こういうイレ …