映画>竜二

『竜二』(川島透監督/1983)。 久留米でタウン誌を作っていた1984年頃、先輩の編集長が入れ込んでこの映画の記事を書いていた。すげえ面構えの男だなと思った主演・脚本の金子正次が、映画の公開直後に亡くなっていたことも、その時の記事で知った。 記事を書くくらいだから、その頃、久留米で上映されたのだろう。気になっ …

映画>プロデューサーズ

『プロデューサーズ』(スーザン・ストローマン監督/2006)。 オクサンと長女が面白いから観ろというので観た。下品でドタバタなコメディミュージカルなんだけど、前半は有無をいわさぬ握力のようなもので、ぐいぐい引っぱっていく。後半は、ややだれた。 で、この映画、最初に1968年に作られていて、それが2001年にミュ …

映画>ナチョ・リブレ

『ナチョ・リブレ』(ジャレッド・ヘス監督/2006)。 『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックが、覆面のルチャ戦士となって修道院の窮状を救う。となると、タイガーマスクそのままなんだけど、アメリカにもメキシコにも伊達直人はいないだろうから、遠慮なくコメディとなる。 いいなあ。こういう、かるーくて、後になー …

映画>馬鹿が戦車でやって来る

『馬鹿が戦車でやって来る』(山田洋次監督/1964)。 海沿いの小さな町・北浜町の背後にある、丸い形のいい山を越えると日長という村がある。ここの村人は、働くよりも茶を飲んで人の噂話をするのが好きな、ごんたくれ揃い。周辺の人々からは「日長から嫁はとるな」といわれるほど変わりものが多い村だ。その露骨な好奇心と、互いへ …

映画>リンダ リンダ リンダ

『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘 監督/2005)。 最初に観たのは5月11日。2日後に、今度はオクサンと高三の長女と三人で再び観た。こんなに短い間隔でもう一度観た映画は、おそらく初めて。 文化祭直前に結成したガールズバンドが、ブルーハーツの同名の曲を猛練習し、さまざまな人間関係のうちに晴れて…、という『ス …

映画>我等の生涯の最良の年

『我等の生涯の最良の年』(ウイリアム・ワイラー監督/1946)。 ブーンという小さな町から出征した空軍大尉、陸軍軍曹、海軍水兵の三人が、同じ復員機に乗り合わせるところから物語が始まる。戦場から故郷へ帰ると待っていたのは強い違和感と、平和という現実。軍曹は銀行と豊かな生活に戻り、両手を失った水兵は周囲の気遣いに苦し …

映画>大いなる西部

『大いなる西部』(ウイリアム・ワイラー監督/1958)。 いやー、この映画。すっかり観たつもりだったけど初めてだった。映画音楽全集西部劇編みたいなものを、中学の頃によく聴いていたので、映画もテレビか何かで観たもんだと思ってた。 一言でいうと、ものすごい映画であります。いわゆる西部劇というよりも壮大で緻密な人間ド …

映画>ALWAYS 三丁目の夕日

『ALWAYS 三丁目の夕日』(山崎貴監督/2005)。 時は昭和33年頃、まだ半分しか出来上がっていない東京タワーを見上げる夕日町三丁目(愛宕山界隈をイメージしているらしい)が舞台。…とまあ、大ヒットした映画だから世の大半の人の方が、ぼくより早く観ているわけで筋書きは抜き。 『ローレライ』というへなちょこ映画 …

映画>チャンス

『チャンス』(ハル・アシュビー監督/1979)。 誰にとってもそうであるように19歳というのは、ちょっと特別な年だ。 ぼくにとっては1979年がそうなのだけど、例によってこの作品の存在すら知らなかった。大体、世の中で何が起こっていたのかよく思い出せない。行くあてもすることもないプータローだったのだから仕方ないけ …

映画>三文役者

『三文役者』(新藤兼人監督/2000)。 先週の、二度にわたる気功治療のおかげで気脈が通じたか、あるいは風邪に伴う48時間に及ぶ下痢のおかげでハイになったのか、映画を観れるコンディションが突如として復活したので、突如として映画を観るわけであります。 新藤監督が撮った亡き殿山泰司へのオマージュ。同時にそれは、新藤 …