映画>続拝啓天皇陛下様

『続拝啓天皇陛下様』(野村芳太郎監督/1964)。 『拝啓天皇陛下様』の翌年に製作された続編で、こちらは戦後の話も多くなる。人が地獄と呼ぶ軍隊も、主人公山口善助(渥美清)にとっては極楽。そのくらい、この人は幼少時からエライ目にあって育つ。 極貧の家庭に生まれ、一家は拾って食べた魚に当って全員死んでしまう。その日 …

映画>史上最大の作戦

『史上最大の作戦』(監督:ケン・アナキン、アンドリュー・マルトン、ベルンハルト・ヴィッキ /1962) 中学生から高校生の頃に二度ほどテレビで観て、あの教会の屋根に引っかかって仲間が虐殺されるのを見る空挺隊員の、神のような高みの視点の作り方に感心したことを覚えている。 子供の頃から憲法九条の理想の高さに、コクミ …

映画>深く静かに潜航せよ

『深く静かに潜航せよ』(ロバート・ワイズ監督/1958)。 この映画は、小学生の頃にテレビで観た。内容は完全に忘れていたけど、たぶんこれが初めて観た「大人向け」の洋画だったんじゃないか。 太平洋戦争の中頃、米潜水艦の墓場(ということになっている)である豊後水道には、ニホンの駆逐艦アキカゼががんばっていて、ここを …

映画>腰抜け二挺拳銃

『腰抜け二挺拳銃』(ノーマン・Z・マクロード監督/1948)。 ジェーン・ラッセルとボブ・ホープのウエスタン・コメディ。大変に有名な映画らしくて、ぼくもその主題歌「ボタンとリボン」は知っていた。「ばってんぼうー」というやつ。 懲役十年の刑で服役中の凄腕の悪党、カラミティ・ジェーン(ジェーン・ラッセル)が、インデ …

映画>シカゴ

『シカゴ』(ロブ・マーシャル監督/2002)。 同名の映画が1938年に作られているが、内容は19世紀半ばのアイルランド移民もの。こちらは1920年代のシカゴを舞台に、犯罪までもが娯楽として消費されていく、いかにもアメリカ的な都市と、そこにうごめく人々を描く、ブロードウエイ舞台劇の映画版。 2003年アカデミー …

映画>バード

『バード』(クリント・イーストウッド監督/1988)。 さらに音楽もの。ディジー・ガレスピーとともにビ・バップを牽引したサックス奏者、チャーリー・パーカーの伝記映画なんだけど、何しろクスリとお酒で命を縮めて34歳で亡くなった人であるわけで、サクセス・ストーリーとかハッピー・エンドにはなりようもない。 最初はパー …

映画>アマデウス

『アマデウス』(ミロシュ・フォアマン監督/1984)。 今夜は音楽ものを2本という趣向。ただ1本目がミシシッピで2本目が18世紀のウィーンであるので、関係ないといえば関係ない。でも音響マニア的には大ありなのだった。いずれもドルビーデジタルだったけど、音の鮮度は『クロスロード』がずっとよくて、スピーカーマトリクスも …

映画>クロスロード

『クロスロード』(ウォルター・ヒル監督/1986)。 ぼくが洋画でベスト10を選ぶとすれば、この作品は入ってこないかもしれない。でも、じゃあ洋画ベストっていう趣向じゃなくて、ほんとに好きな、とっておきの、蔵出しの作品を出してみなさいと言われれば、これを1番にしたっていい。そのくらい好きな映画。 この作品がレンタ …

映画>鷲は舞いおりた

『鷲は舞いおりた』(ジョン・スタージェス監督/1976)。 スタージェス監督の原作アクションもの二本目は、ご存じジャック・ヒギンズの同名小説の映画化。原作の日本語タイトルは「鷲は舞い降りた」なのだが、なぜか映画の方はちょっとちがう。どうでもいいけど、『真夜中のカーボーイ』は、早いとこカウボーイに改めるべきだろう。 …

映画>北極の基地 潜航大作戦

『北極の基地 潜航大作戦』(ジョン・スタージェス監督/1968)。 昨夜は、スタージェス監督の原作ものアクション二本立てという趣向だった。一本目の原作は「女王陛下のユリシーズ号」のアリステア・マクリーン。原題は「ICE STATION ZEBRA」というのだけど、この原題の緊張感とか字面の良さを、なんでまあこんな …