映画>リンダ リンダ リンダ

『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘 監督/2005)。
最初に観たのは5月11日。2日後に、今度はオクサンと高三の長女と三人で再び観た。こんなに短い間隔でもう一度観た映画は、おそらく初めて。
文化祭直前に結成したガールズバンドが、ブルーハーツの同名の曲を猛練習し、さまざまな人間関係のうちに晴れて…、という『スウィングガールズ』のパターンではあるのだけど、こちらは高校生の日常がとてもリアル。とっちらかった住まいとか、郊外のスタジオとか、そこにうろうろするバンドしか能がないような男とか、非常によく描かれていて、『スウィングガールズ』とはまったく別物。
登場人物も個々のキャラが立ち、ソリの合わない女子高生同士の会話のありようにしても、携帯電話でのやりとりにしても、類型的なものではないので、場面のひとつひとつが記憶に残る。なかでも、ボーカルの韓国人留学生ソンちゃんの強烈なキャラクターは、何度も観たいと思わせるほどの魅力だった。
良い映画とは聞いていたけど、宮崎では自主上映系のマイナー館がようやく上映にこぎつけたくらいで、よほどのファンでないと見逃してしまっていたと思う。もちろんぼくもそうだった。もったいない。