映画>スパルタカス

『スパルタカス』(スタンリー・キューブリック監督/1960)。 紀元前73年のローマ帝国で起こったスパルタクスの反乱を描いた、実に3時間17分という大作。画面が走り始めてすぐに、「OVERTURE」とでっかい文字と主演のカーク・ダグラスの静止画が出てきて、すぐに画面は真っ暗になり、延々と音楽が鳴り始めたので、「第 …

映画>沈黙の艦隊

『沈黙の艦隊』(高橋良輔監督/1995)。 かわぐちかいじが描いたコミックが原作。これ、読んでいないのだけど、全32巻を1本のアニメ作品にして、なおこれだけ密度を保つというのは、原作が相当、骨の太いものなんだろうということをうかがわせる。 それが問いかけるものは、国家防衛、憲法9条、日米安保、国にとっての正義、 …

映画>独立愚連隊西へ

『独立愚連隊西へ』(岡本喜八監督/1960)。 前からずっと観たかった作品。最近、DVDがレンタルされるようになった。前作の『独立愚連隊』はビデオで観ていて、佐藤充にしびれたものだけど、今回は佐藤の上官として加山雄三小隊長が登場し、主役となる。 この独立愚連隊の連中は、手違いで戦死広報が出されて全員死んだことに …

映画>破れ太鼓(2)

阪妻親父への同情の理由が、なんとなくわかった気がするので別に書いてみる。 この映画が封切られた時の阪妻の年齢は、ぼくの一つ上でしかないことに気づいた。そして、ぼくの親父が死んだ年は、その一つ上でしかない。時代を経て、この三人がまったく同世代ということになっているわけだ。 うちの親父は、ちょうどこの阪妻親父と同様 …

映画>破れ太鼓

『破れ太鼓』(木下恵介監督/1949)。 動く阪妻というものを初めて見た。ずっとこの人の『王将』や『無法松の一生』を観たかったのだけど、DVDは4万円以上もする全集しかなくて、一作ものは以前、企画はされたものの発売延期になっていた。それが今月、とうとうリリースされるらしい。とりあえずということで、今、レンタルでき …

映画>ライトスタッフ

『ライトスタッフ』(フィリップ・カウフマン監督/1983)。 仕事がつまってくると映画どころではなくなってくるわけで、一山越してどうにか自分を取り戻した時に、心身のリハビリを兼ねて何を最初に観るかというのは、けっこうむずかしい。とりあえず今夜は、一番好きな『幕末太陽傳』を観て、それからこの作品にした。 伝説のテ …

映画>幕末太陽傳

『幕末太陽傳』(川島雄三監督/1957)。 ぼくの、とっておきの映画。何度も観たいのだけど、そんなに何度も観るのがもったいないというような作品。それでも4度くらい観た。観るたびに、川島雄三監督のリズム感の良さとか、カメラワークの巧みさに驚く。それ以上に、フランキー堺の神がかった超名演に驚く。 もう、この映画は、 …

映画>ダ・ヴィンチ・コード

『ダ・ヴィンチ・コード』(ロン・ハワード監督/2006)。 いつも古い映画を観ることが多いので、こういう最新の大作を観る時は、音や映像はどうなんだろうなという期待がある。また、劇場で観る習慣がないので、人よりワンテンポ(というのは、ぼくの場合、3年以内ということだけど)遅れて観ることへの照れも、ちょっとある。  …

映画>いつかA列車に乗って

『いつかA列車に乗って』(荒木とよひさ監督/2003)。 こないだの新宿でひろすけさんにいただいたDVDを、さっそく観てみた。ひろすけさん、ありがとう。 A Train という名のジャズクラブの開店から閉店までの数時間に、店内で起こる人間模様を描いたグランドホテル形式。カメラはまったく店内から出ることはないので …

映画>日本沈没

『日本沈没』(森谷司郎監督/1973)。 最新作の評判があんまりひどいので、とりあえず昔のやつを観てみた。色ものかなあという思いこみはないわけではなかったのだけど、これはなかなか面白いではないですか。特撮がちゃちいのは仕方ないとして、それが理由で映画から目が離れてしまうということもない。どこが見どころってほどのこ …