『アタゴオルは猫の森』(西久保瑞穂監督/2006)。 三週間ぶりに映画を観た。その間、夜になると毎日のように気になっていたのだけど、つい飲んでしまったりとか、気持ちの準備ができなかったりとかで、なかなか態勢に入れなかった。大体、ふと
映画>戦艦バウンティ号の叛乱
『戦艦バウンティ号の叛乱』(フランク・ロイド監督/1935)。 まったく予備知識も何にもなく見始めて、しかもこの映画を『戦艦バウンティ』(1962)とばかり思ってたくらいだったのだけど、始まってしまえば18世紀末のイギリス海軍のお話
殿山泰司と新藤兼人
『三文役者』(新藤兼人/2000)を観て以来、どうも毎日タイちゃんこと殿山泰司のことが頭から離れない。あれから、『三文役者の死(新藤兼人/岩波現代文庫)』と、『三文役者あなあきい伝』(殿山泰司/ちくま文庫)を「同時に」読み、そこで銀
映画>裸の島
『裸の島』(新藤兼人監督/1960)。 「オレとオカジ(乙羽信子)は、まるで天罰が降りたみたいに、毎日毎日水を運んだ」(『三文役者』/2000)。 雨が少なく温暖な瀬戸内式気候を生かして、島々ではだんだん畑でみかんやこく類などを栽培
映画>三文役者
『三文役者』(新藤兼人監督/2000)。 昨年4月に続いて2度目。どうもこの映画はお気に入りになっているのだと思う。時々、思い出していた。 ここ数年、流通しているへんてこな「癒し」は脇において、この言葉について考えてみると、人はある
映画>ALWAYS 続・三丁目の夕日
5月16日からレンタル開始だというので、当日の朝に速攻借りてきた。いや、ほんとは朝8時頃にパンを買うついでにレンタル屋に行ったら、10時からですといわれて出直したので速攻というよりも一人時間差攻撃なのだが、とりあえずどうでもいい。
映画>レッドバロン
『レッドバロン』(ロジャー・コーマン監督/1971)。 第一次大戦の空のエース、フォン・リヒトホーフェン。80機撃墜という突出したスコアを持つ彼の名は、赤く塗られたフォッカーの三葉機とともに記憶される。 イギリスの作家レン・デイトン
映画>さよなら、さよならハリウッド
『さよなら、さよならハリウッド』(ウディ・アレン監督/2002)。 かつてオスカーを2回も獲った大巨匠監督が、今は極寒のカナダで脱臭剤のCMロケ。それも途中でクビになって帰宅すると、ただ映画に出たいだけでひっついている若い恋人が、そ
映画>茄子 スーツケースの渡り鳥
『茄子 スーツケースの渡り鳥』(高坂希太郎監督/2007)。 劇場公開はしていないので、映画とは呼べないのかもしれない。大体、この頃は映画ってものの定義がよくわからなくなってきた。以前はフィルムで撮れば一応映画と呼んでいたような気も
映画>ナバロンの要塞
『ナバロンの要塞』(J・リー・トンプソン 監督/1961)。 ご存じ、アリステア・マクリーン原作。主人公は戦争ハードボイルド史上最高のヒーロー(ろくに読んでないが、これ以上つおい男がいるとは思えん)、不屈の男キース・マロリー。 前に
映画>茄子 アンダルシアの夏
『茄子 アンダルシアの夏』(高坂希太郎監督/2003)。 これも二度目。珍しく階下のプラズマテレビ(42)で観た。このテレビはせっかく買ったのに、子供らのWii専用テレビになってしまっており、まったくこんなことならわざわざ画質がどう
映画>ALWAYS 三丁目の夕日
『ALWAYS 三丁目の夕日』(山崎貴監督/2005)。 昨年に続いて二度目。今夜は子供たちがよその家にお泊まりなので、いつも子供映画につきあってばかりいるオクサンが何か観せろというのでセレクト。これだけは何があっても観ようと思って
映画>しゃべれども しゃべれども
『しゃべれども しゃべれども』(平山秀幸監督/2007)。 去年、宮崎キネマ館の前まで来て、観ようかなと思いつつ観そびれていた映画。落語ブームが生んだ、ひとつの果実(少し渋みと酸味のある)といっていい作品と思う。 さえない二つ目さん
映画>監督・ばんざい
『監督・ばんざい』(北野武監督/2007)。 これまで、北野監督の映画は『座頭市』しか観ていない。暴力とナルシシズムが嫌いなので、たぶん、そういうもんだろうという先入観から避けていた。というよりも、ほかに観たい映画がいっぱいあったこ
映画>となりのトトロ
『となりのトトロ』(宮崎駿監督/1988)。 この映画のことはもちろん知っていたし、トトロのこともメイのことも知っていたし、主題歌まで歌えるのだけど、なんと公開20年にして初めて観た。 観終わって、なるほどなあと思う。
映画>バック・トゥ・ザ・フューチャー 3
『バック・トゥ・ザ・フューチャー 3』(ロバート・ゼメキス監督/1990)。 1955年11月12日から、未来へ行こうとしてあさっての方角に飛んでいってしまったドクは、1855年の西部開拓時代にいた。そこで、マッドドッグと呼ばれる悪
映画>バック・トゥ・ザ・フューチャー 2
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(ロバート・ゼメキス監督/1989)。 夕方、暗くなるのを待って親子3人で観る。ゼメキス監督は、2と3について「壮大なおまけ」とコメントしている。続編を作る予定はなくて、1で完結させるつ
映画>バック・トゥ・ザ・フューチャー
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ロバート・ゼメキス監督/1985)。 昨夜、小学生の娘二人がテレビでやっていた『タイタニック』を途中まで観て、「こんなかわいそうな映画とは思わなかった」「涙が出てきた」といって途中でよしてしまった
映画>空から星が降ってくる
『空から星が降ってくる』(ゲザ・フォン・ツィフラ監督/1962)。 『白銀に躍る』を観終わったので、さあ寝るかと思ったら、続けて始まってしまったので、そのまま観た。同じくトニー・ザイラーとイナ・バウアーの、冬季恋愛コメディもの。 今
映画>白銀に躍る
『白銀に躍る』(ゲザ・フォン・ツィフラ 監督/1961)。 何気なくテレビをつけて、何気なく見ていたら、思いのほかテンポがよくてギャグが上質なので、そのまま観てしまった。テレビで映画を観るのは珍しい。 主演はトニー・ザイラーとイナ・
映画>無法松の一生
『無法松の一生』(稲垣浩監督/1943)。 ご存じ、無法松の一生。なんだけど、どこでどうご存じであったのか、自分でもよくわからない。とにかく、小倉に富島松五郎という、祇園太鼓を叩いたりする無法者の車引きがいて、そいつが吉岡中尉の未亡
映画>エノケンの鞍馬天狗
『エノケンの鞍馬天狗』(近藤勝彦監督/1939)。 エノケンが白装束の鞍馬天狗となって京都の町を右往左往し、桂小五郎を助けたりしながら、新撰組を右往左往させるというような映画。 エノケンについては、『ちゃっきり金太』という作品が、た
去年観た映画のリスト
NO 日時 タイトル 監督 制作年 1 1.18 雨月物語 溝口健二 1953
映画>遊星からの物体X
『遊星からの物体X』(ジョン・カーペンター監督/1982)。 何万年か前に南極に不時着した宇宙船に乗っていたナニモノかが、長い冬眠からさめてノルウェーとアメリカの越冬隊員を襲う。原題は、『The Thing』で、そのナニモノかは食べ
映画>猿の惑星
『猿の惑星』(フランクリン・J・シャフナー 監督/1968)。 いや、なかなか面白い映画でありました。この映画、『続・猿の惑星』『新・猿の惑星』『猿の惑星 征服』と、ほぼ毎年のように続編が作られ、73年に『最後の猿の惑星』が出来て、