山下洋輔『センチメンタル』

たぶん、ぼくがもっとも聴いているジャズのアルバムBEST5に入ると思う。山下洋輔の珍しい(唯一の?)ソロ・ピアノ。 曲は誰もが知っているスタンダードナンバー。過激で優しく、ロマンティックで、破壊的で、調和的で、優しい。よくわかんない

本>ホーキング、宇宙を語る

『ホーキング、宇宙を語る』読了。1か月近くもかかってしまったのは、途中で寝ちゃうからである(笑)。しかし、良い睡眠導入にはなった。 ホーキングは、この本を「誰にでもわかるように」書いたことは明白なのだけれど(理論物理学の本なのに数式

インチク大作戦

鯛ラバ・インチクと、一口で語られるわりには「鯛ラバはやったことがあるけど、インチクは...」という人が、けっこう多いのではないかと思う。ぼくも、それほど経験がない。 どちらも、元は漁師の道具である。鯛ラバは九州の鯛カブラや四国の

青島に思うこと

もう20年も前のことになる。宮崎に移り住んでまもなく、パームスというフリーペーパーを創刊することになった。フリーペーパーだからすべての経費を広告でまかなう。 それ以前にもいくつかフリーペーパーを作っていたから、何ページの本を何部作

港での会話

この三連休は風邪でまごまごしていたのだけれど、今日の午後になって持ち直してきたので、青島・折生迫の港へ出かけてみた。そこで、船の用をしていたおじさんとの会話。 「こんにちは。あの、このへんの海、何が釣れるんでしょう」 「あー?そのへ

医者の美しい嘘

冬になると、子供の頃を思い出す。白いシャツを着た大勢の同級生が走っていて、時おり歓声が上がったりもするグラウンドの隅にある、大きな木の下で、仲間2人と一緒にそれを眺めていた。同級生400人のうちの3人だった。 子供の頃、ぼくは喘息だ

邦画自己ベスト10

1.幕末太陽傳(川島雄三監督/1957) 2.けんかえれじい(鈴木清順監督/1966) 3.スゥイングガールズ(矢口史靖監督/2004) 4.用心棒(黒澤明監督/1961) 5.七人の侍(黒澤明監督/1954) 6.リンダ リンダ

映画>ナルニア国物語(1)Blu-ray

『ナルニア国物語第1章:ライオンと魔女』(アンドリュー・アダムソン監督/2005)。 学生時代、大分の日田に住んでいた詩人がいて、詩人といっても同級生なのだが、詩人としかいいようがなかったので詩人と呼ぶ。あるいは猫好きのバクチうちだ

映画>スゥイングガールズ(Blu-ray)

今夜は『スゥイングガールズ』(矢口史靖監督/2004)。 いやー、もともと大好きで、たぶん自分の邦画BEST10にはきっと入ってくる映画なんだけど、Blu-rayと新プロジェクターで観て、また好きになったなあ。 画的にはDVDも十分

映画>2001年宇宙の旅(Blu-ray)

『用心棒』(黒澤明/1961)に続く本日の2本目。クラークの「幼年期の終わり」を読み終えたばかりで、昨日からホーキングなど読んでおり、当然、その流れではあるのだけど、今日は思わず大作2本立てになってしまった。 ずいぶん昔、初めてTV