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『ナルニア国物語第1章:ライオンと魔女』(アンドリュー・アダムソン監督/2005)。
学生時代、大分の日田に住んでいた詩人がいて、詩人といっても同級生なのだが、詩人としかいいようがなかったので詩人と呼ぶ。あるいは猫好きのバクチうちだ。
こいつが、「ナルニア国物語、読めちゃ。面白えちゃ」と言っていた。以来、いつか必ず読もうと思っていたのだけど、とうとう映画の方を先に観てしまった。
C.S.ルイスの原作は7巻あるので、もともと児童文学であることはおくとしても『指輪物語』とほぼ同等のボリュームがあるものと思われるのだが、『指輪物語』が評論社文庫で9巻あるものを3作の映画にまとめたことで、どこか早送り感が避けられなかったのに対して、こちらは1巻1作主義で作るつもりのように思われる。
「ライオンと魔女」、「カスピアン王子のつのぶえ」、「朝びらき東の海へ」と、現在まではこのペースだ。1作目を観ただけなのだが、この映画の作り込みようを考えると、実に気宇壮大な話だと思う。これが7作まで続くとすれば、日田の詩人も喜ぶにちがいない。
第二次大戦中、ドイツ軍の空爆にあってロンドンから田舎へ疎開してきた4人の兄弟姉妹は、疎開先の空き部屋にある大きな衣装箪笥の向こうに、魔法の国・ナルニアを発見する。白い魔女と、森の王アスラン、ドワーフやフォーン、ビーバーにオオカミたち。予言によってナルニアを救うという4人の子供たちの運命は、といったようなお話。
いやー、映画ってほんっとにいいもんですね。というか、イギリスのファンタジーって、ほんとにすごいもんだなと思う。
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