2012年1月10日

港での会話

この三連休は風邪でまごまごしていたのだけれど、今日の午後になって持ち直してきたので、青島・折生迫の港へ出かけてみた。そこで、船の用をしていたおじさんとの会話。

「こんにちは。あの、このへんの海、何が釣れるんでしょう」
「あー?そのへんでやりよる人はアジゴじゃろう」
「いや、あの、船で沖に出たら」
「何?船か。今は釣れん」
「釣れんですか」
「見てみい。休みじゃのに、船が出とらんじゃろう。」
「ここに舫ってあった船、売りに出てるんですが、ここらへんの海、わからないので」
「あー。船を買うとか。会社かなんかやっとるとか」
「はい。小さなのを。個人みたいなものですが」
「儲かったな」
「いや。もう、やっとかっとです」
「儲からんでも買うとか」
「陸におると、苦しかばっかりやから沖に逃げんと」
「わはは。じゃーじゃー。」
「門川に一隻あるんですが、ここの船は一回り大きいですね」
「門川の船は持ってこんとか」
「24フィートだから。和船の」
「そら、ここでは足りんな。和船なら27フィートはいる」
「おじさんの船、でかいですね」
「ヤンマーじゃ。28フィートある」
「いいなあ」
「わしはもう40年、ここでやっとるが、最年長になってしもた」
「おいくつです?」
「86じゃ」
「は?70ちょっとくらいかと思ってました」
「甘う見たな」
「いやいや、ほんとに」
「船はいいが、問題は台風の時じゃ」
「はい」
「船を全部、ロープでしばらんといかん。まだ、わしが狩り出されちょる。のさん。」
「はい」
「組合に入れば連絡が行くじゃろうから、来んといかんぞ」
「はい」
「組合に入らんと、車も駐められん。漁協の土地を組合で駐車場に借りとるから」
「はい」
「そこの釣具屋が組合のまとめをしとるから、相談するとよかろう」
「はい」

という具合に、大体の道筋が見えてきたのだった。とはいっても、船の状態がどんなものなのか今のところ不明で、ディーラーの連絡待ち。

しかし、迫力あったなあ、あのおじさん。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fishing-forum.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2737

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)