山下洋輔『センチメンタル』
たぶん、ぼくがもっとも聴いているジャズのアルバムBEST5に入ると思う。山下洋輔の珍しい(唯一の?)ソロ・ピアノ。
曲は誰もが知っているスタンダードナンバー。過激で優しく、ロマンティックで、破壊的で、調和的で、優しい。よくわかんないけど、優しい。
1985年。ニューヨークタイムスで絶賛されたスイートベイジル・ライブの翌日、RCAスタジオで録音。この時のピアノは、スタインウェイの逸品で、オスカー・ピーターソンはこのピアノでしか録音しなかったというアメリカの国宝のような楽器。
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それを、例のヒジ打ちだかなんだかで、「鍵盤を割って」しまい、どうしようと困っているところに、現地の日本人がオニギリを差し入れてくれた。
あろうことか、山下はこの割れた鍵盤を、ご飯ツブで貼って帰ってきたという、嘘だかほんとだかわかんないようなことを、鴻上尚史がライナーノーツで書いていた。LPレコードからCDに買い替えて、あいかわらず聴いている。
1. 虹の彼方へ
2. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ
3. ユーモレスク
4. 枯葉
5. トロイメライ
6. スターダスト
7. サマータイム
8. 二人でお茶を
9. ボレロ
10. シークレット・ラヴ
11. ピアノ協奏曲第二番第三楽章
12. P.S.アイ・ラヴ・ユー
13. グッド・バイ
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