2010年4月21日

映画>三文役者

『三文役者』(新藤兼人監督/2000)。

これで何回目になるのかな。まだ観ていない映画のDVDが手元に20本くらいあるというのに、いざ観ようとすると、その観ようとする気持ちが重圧になってクルシムという、わけのわからない状態になることがあって、それはたぶん、こちらの心身のコンディションの問題なわけだけれど、どんなにひどい状態でも最後のセレクトに残る映画が何本かある。新藤兼人が殿山泰司に捧げた『三文役者』は、そんな映画なのだ。

この映画については、すでに何回か書いたので、詳しくはこちらを。
http://jun.fishing-forum.org/2007/04/post-276.html
http://jun.fishing-forum.org/2008/05/post-57.html
http://jun.fishing-forum.org/2008/05/post-60.html

まあ、癒されるということでいえば、こんなに癒される映画はない。

最近、「最後のセレクトに残る映画」としては、『渚にて(1959)』が妙に引っかかっている。どこかで核の最終兵器が使われ、人類が滅亡しつつある中で、意味不明の通信を発進するアメリカのどこかへ、最後の希望を託して潜水艦が向かうというお話。

結局、それもはかない希望だったことがわかり、人類はきれいさっぱり滅亡するのだけれど、テーマが大変なわりには、画面も物語もからりと乾いていて、あの妙な乾き具合が心地よかったような気がする。

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