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『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘 監督/2005)。
最初に観たのは5月11日。2日後に、今度はオクサンと高三の長女と三人で再び観た。こんなに短い間隔でもう一度観た映画は、おそらく初めて。
文化祭直前に結成したガールズバンドが、ブルーハーツの同名の曲を猛練習し、さまざまな人間関係のうちに晴れて…、という『スウィングガールズ』のパターンではあるのだけど、こちらは高校生の日常がとてもリアル。とっちらかった住まいとか、郊外のスタジオとか、そこにうろうろするバンドしか能がないような男とか、非常によく描かれていて、『スウィングガールズ』とはまったく別物。
登場人物も個々のキャラが立ち、ソリの合わない女子高生同士の会話のありようにしても、携帯電話でのやりとりにしても、類型的なものではないので、場面のひとつひとつが記憶に残る。なかでも、ボーカルの韓国人留学生ソンちゃんの強烈なキャラクターは、何度も観たいと思わせるほどの魅力だった。
良い映画とは聞いていたけど、宮崎では自主上映系のマイナー館がようやく上映にこぎつけたくらいで、よほどのファンでないと見逃してしまっていたと思う。もちろんぼくもそうだった。もったいない。
この作品はハマリました。
最初に劇場で観た時、30年の時を遡り、ついでに女の子になってしまい^^;若く、青臭いあの頃に引き戻されるような感情移入を覚えました。
その後、上映中に計3回劇場に足を運び、DVDは予約購入し、知り合いに見せまくっては布教活動しました(^_^;
ソンちゃん、いいですね!韓国ではけっこうシリアスなドラマもやっているようですが、この作品では笑わせどころを一手に引き受けているところも良いですね。
甲本雅裕(ブルーハーツの甲本ヒロトの弟)演じる先生も、ちょっと気が弱いけど暖かく見守ってる感が名脇役ぶりを発揮していたと思います。
「村の写真集」でも、やがてダムに沈む村の人々を、写真集にまとめようという企画をたてる村役場の職員役を、同じような温度で演じていて好感が持てました。
また観たくなったっす。
ひろすけさん、この映画に感情移入できるのはすごいですね。ぼくなどは、同じ年頃の娘がいるので、彼女の青春もかくのごとく熱くあれかしと、祈るばかりでありました(^^;)。
いい映画は(いい落語もそうですけど)、シーンやストーリーにもまして、「あの人にもう一度会いたい」ということがありますね。この映画だと、ソンちゃんでしょう。やっぱり。