朝、起きると、パソコンのスイッチを入れて髭を剃る。新聞各紙をサイトでナナメ読みし、メールチェックをして必要なら返事を書き、のろのろと階下に降りていって、お風呂に入り、今度は紙の新聞二紙を読みながらご飯を食べて仕事部屋に戻ったら、またパソコンに向かう。

基本的には、それからずっと、眠くなるまでパソコンの前にいることが多いのだが、その間、しょっちゅう、たぶん日に4~5回は髭を剃っている。ほんのちょっとでも、手に触ると気になるという人がいるけれど、まさか自分もそのパターンだとは思わなかった。気づくと、髭を剃っている。

以前は、こんなではなかった。大体、20代までは朝、シャワーを浴びながら、T字カミソリで剃っていた。10年くらい前に、ナショナルのなんとかいうシェーバーを買って、その触れなば斬らんという鋭いキレ味に感心したことが、どうもきっかけになっているらしい。

2年前に、ブラウンのBS8781というやつに買い換えた。こいつは充電と同時にアルコール洗浄までしてくれるので、いつもこの上なく清潔である。そして、贅沢にも年に1度のペースで外刃、内刃ともに替えてしまう。刃を交換したばかりのシェーバーというものは、少しでも髭があると、「ちっ」という音を立てて瞬間的に消してしまうのだ。いやいや、この快感をなんとお伝えすればよろしいのか。

電気で振動する刃物を肌にあてて、やっと顔を出したばかりの髭を片端から消して喜ぶというのは、フロイトならなんというのだろうな。