ビロウ島に夏がきて
アメリカから帰ってきて、ほどなくビロウ島を見たくなった。7月30日、船を出す。今日のメンバーは熊本の勝三郎さんと、宮崎のヤマガタさん。真夏の宮崎のカンカン照りに海の上なんかにいて、暑くないのかと思うかもしれないけれど、海上は風さえ吹けばとても涼しい。そこに日陰があれば、さらに涼しい。
ヤマガタさんは、和船ならではのイージーさで船の上にビーチパラソルを立てて、救命浮環をザブトンに、悠々と釣る。これは本来私のスタイルなのだが、ここのところ船を出すとなると船頭をしなくてはならないので、こういう贅沢を味わうことができなくなってしまった。
ちなみにパラソルは、ギアラボのパラソルホルダーというのをクーラーボックスにセットして固定している。これは私が頼んで作ってもらったもので、こんなに結構なものはないと思っているのだが、まださほど知られてないのは残念だ^^;。
最近、勝三郎さんには釣り運が向いている。適当に船を流して、みんな適当にタイラバを放り込んじゃ巻きしているだけなのだが、どういうものかこの人の竿にだけアタリが集中する。
ああ、なんかきたー。といってマダイの52cmくらいのが上がる。
おお、なかなか。とかいいながら、オオモンハタのでかいのも釣れる。
さらにアカハタまで釣れる。こいつは今や、海の宝石である。釣れると小躍りするほどうれしい。一度、この魚を食べてみるとわかってもらえると思う。白身魚として、これほどの魚はちょっと稀だろう。
釣りは昼までで切り上げて宮崎に戻り、スーパーの鮮魚部に頼んで魚をおろしてもらう。まず、アカハタをオリーブオイル、ニンニクで焼いて、庭に生えていたバジルとフェンネルかなんかをあしらってみる。「アカハタのイタリアンソテーのようなもの」ができた。これでビールを飲む。
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