鯛ラバを塗ること
前回の釣りでオオモンハタを釣ったのは、どこぞのメーカー製の鯛ラバ(タングステン90g)だったのだが、最近、ギアラボで扱い始めたセブンスライドという鯛ラバが、どうも無茶に評判がいいので、近く試してみたいと思っている。
セブンスライドには40g、60g、80gとあるのだけど、ルアー船の船長が手作りしているのと、釣具店で売れまくっていてバックオーダー山のごとしという状況らしく、ギアラボには今のところ80gしか入ってこない。(近く入荷が安定するらしい)。
セブンスライドの利点は、鯛玉が遊動式であることのようなので、その点は生かしつつ12号(45g)と15号(56g)号の鯛玉を買ってきて、自分で塗ってみることにした。このへんの、グラムと号が入り交じっているあたりが、漁具からルアーへの過渡期を思わせて面白いといえば面白い。
塗るといっても、ダイソーのマニキュアである。ちゃんとした塗装をしてもいいのだけど、そもそも鯛ラバにおいてオモリの色がどう影響するのかわからない。というか、もしかするとよほどのミスマッチをしないかぎりは、影響がないんじゃないかという気すらする。もともと、無塗装だったのだしな。
で、まあ、とりあえず上の写真のようになったわけである。
どんなことにもノウハウはあるもので、オモリにじかに塗ってもうまくいかないので、ホワイトで下塗りをするのがよろしい。あと、やはりダイソーに売っているダイヤモンドやすり(丸棒)は、鯛玉の穴ふきんをきれいに整形するのに非常に具合がよかった。遊動式だから、ここは大切だ。
12号の方には、ダイヤという名のプラスティック玉を埋め込むようになっているのだが、これは塗装の工程が終わって、塗料が完全に乾いてからやらないと、いつのまにか塗料がついてガサガサになることもわかった。
15号の方はタイコ型のオモリで、この側面には後でホロシートを張る。ケイムラ仕上げがしてあって水中で紫外線によって青く光るらしい。だからどうだといわれても困るのだが、まあ、気休めくらいにはなると思う。
鯛ラバというのは歴史が新しい分、謎も多い。原型になった鯛カブラはエビをつけて釣るもので、ルアーとしての鯛ラバが一般的になったのはここ数年のこと。
だから、鯛玉、ネクタイ、スカートと一応部品の構造と位置は確定しつつあるものの、その色がこうだからどうだ、というような原則やノウハウは、実のところ誰も知らないのではないかと思う。みんな経験則でやるしかない。
だもので、鯛玉の色なんか何がいいんだか、わからないし、どれでもいいともいえる。ぼくは当座、セブンスライドのラバーに合わせて、赤系ならなんでもいいということでやろうと思うけれど、青がいいとか紫だとか金だとかいう人がいてもいいし、状況に応じて変えるべきだという人がいれば、それはそうですなというのみである。
さて、釣りに行かねばの娘なのだ。
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