2011年1月24日

PS3を買うこと

sandance.jpg

ようやくというか、ついにというか、PlayStation3を買った。もちろんこれでゲームをやろうというのではなくて、Blu-rayDiscを再生するためのプレーヤーである。

2005年12月にエプソンのTW-600というプロジェクタを手に入れて、私のAV生活が始まったわけだけれど、この5年の間に少しずつ進化してきている。まずHDDレコーダーが代替わりしてHDMI出力が使えるようになり、いわゆるアップコンバート(アップスケーリング)が使えるようになった。

これで画質が一段向上、それから2009年10月にスーパースワンと組みあわせるバックロードホーン型のリアスピーカー(ひょせんさんの設計)を作った。2ch音声をスピーカーマトリクスで鳴らすもので、時代ということをいえば少なくとも10年は遅れていそうなのだが、クオリティは高い。

で、ようやくBlu-rayである。これはまあ、時代的に遅くもなければ早くもなくて、ちょうどこんな時期になるんだろうなというところ。PlayStation3そのものは、2006年11月にデビューしているのだけれど、Blu-rayとHD-DVDの規格競争にケリがついたのが2008年である。

それから一気に広がるかといえばそうでもなくて、ほんとにその普及の速度はまどろっこしいほどのものだった。現在でも、ぽすれんのタイトル総数13万のうち、Blu-rayはまだ1000にも満たない。ソフトが足りないので実用上どうかとも思うのだけど、最近、近所のレンタル屋さんにも猫の額ほどのBlu-rayコーナーができたこともあり、そろそろかということで。

ブルーレイプレーヤーとしてPS3というのは、よほどのマニアでないかぎりこれ一択で良いということになっている。何しろ160GBバージョンで実売価格は28Kほどだから、コストパフォーマンスは高い。そして、普通のDVDのアップスケーリングのクオリティが半端ないという評判なのだ。

どっちかというと、DVDをよりきれいな画で観たいというのが、購入の動機だったかもしれない。これは、近いうちに検証してみよう。

こうなると、オーディオの方も一気に5.1chへという流れも出てくる。二の足を踏んでいた理由のひとつにリアスピーカーにろくなものがないということがあったのだけれど、最近、ひょせんさんが発表された10cmフルレンジを2発使うダブルバスレスのトールボーイは、かなり良さそうだ。スーパースワンと組みあわせるには理想ではないけれど、5.1chの映画のリアとしてはスピード感よりも低域を重視すべきなんじゃないかという気がしている。

写真は、『明日に向かって撃て』のブルーレイ版。こんなに古い映画が、ブルーレイになると相当きれいだ。しかも...、うちのプロジェクタは720pでフルハイビジョン(1080p)ではない。5年前に買った720pプロジェクタも、ソースが良いとこんなにきれいなのか。

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コメント

ひょせんです。JUNさん、おひさしぶりです。
火山の大噴火にはビックリですね。

昨年こちらで盛り上がったテレビ台スピーカー「パルテノン」は、年末にしげさんから、製作途中のお知らせをいただきましたが、もうそろそろ塗装も済んだ頃かもしれません。
ご家族にも満足して頂ける美しい塗装をするというのは、なかなか難しいものだと思います。わたしには、できそうにありません。(^_^;

ところで、先日アップしたフルレンジ2発版のリア・スピーカー、注目していただいたみたいですね。(^o^) 
これは、長岡先生の方舟のリア・スピーカー「リア・カノンII」のダブル・バスレフ版といった感じで、広いサービス・エリアや容量の大きなキャビネットによる微小信号の確保、ダクトが上面にあることによる微小信号の拡散なども狙っています。周波数特性は、広く緩やかなカマボコ型になるものと思います。組み合わせるメイン・スピーカーは、スピード感のバランスから、普通のバスレフ型のスピーカーを想定しています。

わがやでは、JUNさんと同じBH方式のリア・スピーカーをAVアンプで鳴らしてセンターSP抜きの4.1ch再生していますが、リア・スピーカーは部屋のコーナー付近しか置き場所がないことが逆に幸いして、低域をトーン・コントロールなどで持ち上げることなく、不満なく低音が出ているように聴こえています。測定マイクによる補正機能があるAVアンプを使うと、さらにフラットに近づけることもできますが、実際の音からはその必要はないと感じています。

最も電力を食うフロントスピーカーは、AVアンプのプリアウト端子にパワーアンプを接続して鳴らし、AVアンプでは7ch分の電源容量を使って2本のリア・スピーカーのみを鳴らしていますから、リアの音質やダイナミック・レンジも向上していると思います。

ただ、何機種か試してみて、AVアンプも機種やランクによってピュア・オーディオのアンプ同様に、低音感の違いがあることに気付きました。
ブルーレイ・ソフトの画質は一見するだけでDVDとは別世界ですが、これに見合うブルーレイ・ソフトのHD音声でのサラウンドを十分に堪能しようと思うと、スーパースワンと現在のリア・スピーカーを活かすために、資本をAVアンプに集中させてクオリティとエネルギー感を確保するのが、効率の良い方法のように思います。

ドルビー・トゥルーHDやdtsマスター・オーディオといったブルーレイのサラウンド・フォーマットへの対応、マイクによる測定・補正機能、現在スーパースワンを鳴らしているアンプが接続できるプリアウト端子があれば、映像と組み合わせる上では、かなりのクオリティや迫力を確保できると思います。
ここまでの条件のAVアンプでしたら数年前から発売されていますから、新品にこだわらなければONKYOのTX-SA605などが3万円以下で手に入ると思います。

条件に3D信号への対応が加わると今のところ現行機種しかないので、ONKYOのTX-SA608やMarantzのSR5005あたりでしょうか。PS3はバージョンアップで3D信号にも対応するという情報もありましたから、数年先まで見通して3D対応のテレビやプロジェクターがグンと値下がりしていることも考えると、ちょっと悩ましいかもしれませんね。

ひょせんさん、

おお、めちゃくちゃ役に立つ情報をありがとうございます。
AVアンプを中古で探すということは考えていませんでした。
TX-SA605、606、705あたりを物色してみることにします。

リアスピーカーR101、作った当初に素で鳴らしてみたところ、
低域よりもスピード感の方を重視した設計なんだろうなという印象がありましたが、
ひょせんさんも、これをお使いなのですね。
今日は時間があるので、いろいろ試してみることにします。

プリアンプとしてのAVアンプの性能はどうなんでしょうね。
PHONOがあるので、現用のプリも使うことになりそうなのですが、
その場合は、プリアンプとAVアンプをセレクターで切り替えるのが
いいのでしょうか。

ひょせんさん

今、R101をメインスピーカーにしてポール・サイモンを聴いてるのですが、
やはりというか当然というか、作りたての時とはだいぶちがいますね。

マトリクス用なのでユニットはあんまり動いていなさそうなのですが、
低音感もしっかりあります。
で、このスピーカー、なんだか一人スピーカーマトリクスみたいな音場感があります。

これ、シアターのリアでしっかり鳴らしたら楽しそうです。
というか、もともとそういうスピーカーなんですけど^^;。

JUNさん、ひょせんです。

リア・スピーカーR-101は、ホーン長はスワン並みありますが、広がり率は小さく抑えていることから、ローエンドの周波数はスワン並みに伸びている反面、低音の量は少なめとなっています。
広がり率が小さい分だけ、壁際やコーナーに設置してもトランジェントが低下しにくいのですが、周波数特性以上に低音感が感じられるのは、低域のトランジェントが高く確保されていて、耳に届きやすいことが要因なのではないかと思っています。
加えて、板厚が12ミリと薄めのことが、板が一時蓄積し時間遅れで放出する余分な振動エネルギーの絶対量を減らすことになるので、余計な振動エネルギーが必要な音を妨げるマスキング効果も少ないのではないかと思います。

また、広がり率が小さいことでホーンの効果が下の周波数にまで及びやすく、振動板の空振りが起こりにくくなり、そのため、トーン・コントロールや測定マイクによる補正などで低域を持ち上げても振動板がバタつきにくいといったメリットもあって、結果的に設計時の想定以上にリア・スピーカーとして都合よい仕上がりとなっているようです。
細長い部材が多く、あまり作りやすいスピーカーだとはいえませんけど、製作コストや設置スペースのことなどから考えると、そこそこ良いリア・スピーカーなのではないかと自負しています。(^o^)


AVシステムの件ですが、

現用のプリアンプとAVアンプを切り替えるのにセレクターを挿入すると、元々シンプルなJUNさんのオーディオ・システムだけに、肝心なピュア・オーディオの音の劣化が気になってしまいそうですね。
例えば、パワーアンプをパワー・スイッチと入力端子の両方に手が届くように側面が前に来るように設置して、オーディオ鑑賞時と映画鑑賞時でパワーアンプに接続するケーブルを差し替えると劣化がないです。が・・・・

前回の投稿の後で、他にとても重要な問題があることに気がつきました。

ブルーレイ・ソフトのHDオーディオは、ハイビジョン映像といっしょにプレーヤー(PS3)のHDMI端子からしか出力されませんが、世の大半のHDMI端子が1系統しか付いていないプレーヤーやレコーダーでは、これを一旦AVアンプのHDMI端子に入力し音声をデコードした後、、再度AVアンプからプロジェクターにHDMIケーブルで接続する必要があります。

最高級機のプレーヤーやレコーダーのようにHDMI端子が2系統付いていない限りは、映像もAVアンプを必ず経由させないといけないので、AVアンプをどの位置に設置するかで、スピーカー・ケーブルや2本のHDMIケーブルの引き回しや必要な長さが大きく変わってきます。
HDMIケーブルは光伝送ではなく高周波の電気信号を伝送するので、長いと信号が劣化するだけに留まらず、エラーを起こして伝送不可能にあることもあるようです。

わたしからお勧めするのは、プロジェクターの近くにAVアンプとプレーヤー(PS3)を設置し2本のHDMIケーブルは各々1~2メートルと短くし、オーディオ鑑賞時と映画鑑賞時でスピーカー・ケーブルを差し替えるという案です。
これですと、AVアンプのプリ出力端子を利用することはできません(できても、ライン・ケーブルが長くなりすぎて、音質向上の効果は得られないと思います。)が、音質の評価が高いAVアンプを単体で使えば、HDMIケーブルを短くできることのメリットと合わせて高画質・高音質が期待できそうに思います。
フロント・スピーカーのケーブルが長くなりますが、5.5スケアのビニールキャブタイヤ・ケーブルを使えば、映画鑑賞時に気になるほどには劣化しないと思います。
ついでに、AVアンプにフロント・バイアンプの機能が付いていれば、重低音・超低音が欲しくなったときに、簡単に自作サブ・ウーハーを追加することもできると思います。もっとも、市販のアンプ内蔵サブ・ウーハーを設置するほうが、もっと楽ではありますが。(^^)

こうして考えていくと、実現可能であれば、視聴位置の背後に高さ1メートル程度の棚を置き、それにプレーヤー、AVアンプ、プロジェクターを設置し、光線が頭のすぐ上を通過するようにして、回帰性の高いビーズ・スクリーンに投影すれば、最強に力強い音と高精細でカラフルな映像が楽しめるものと思います。
スクリーンもシワのないものを中古で調達して、壁の余白に合わせてカットし画鋲で止めるだけでも、画質については全く問題はないですし。(^_^)

ひょせんさん

うーん。HDMIケーブルの取り回しについては、どうしようかなと、いくつかパターンを考えていたところでした。

オーディオセットの近くにAVアンプとPS3を設置する場合は、AVアンプからプロジェクターへのHDMIケーブルが5m必要になります。視聴位置の背後は出窓になっているので、機材を置くことはできないのですが、可動式のラックを作って映写時だけ手元に引き寄せることくらいはできそうです。

AVアンプのプリアウトによる音質向上と、5mのHDMIの影響の兼ね合いということになりそうですね。

あとセンタースピーカー。ひょせんさんは、ファントムで再生されているのですね。うちは最大で120インチの環境なので、サイズ的には置いてもいいかなという気もしますが、これもやってみないとわからないかな。

JUNさん ひょせんです。


センターSPを置いていないのにはこんな理由がありまして・・・。
わがやでは、100インチ・スクリーンのすぐ下のセンターSPを置くべき位置に、2台で幅132センチ、高さ45センチ、奥行き26センチのサブ・ウーハーを振動板(パッシブ・ラジエーター)を上向きにして置いていることもあって、センターSPは置いていません。というか、置きたいと思っても置けません。(^へ^ゞ
ただ、わたしの場合は大体センター・ライン上で鑑賞しているので、センターSPの恩恵よりも、サブ・ウーハーの重低音・超低音で得られる臨場感ほうが、かなり上だと感じています。


センターSPについては、これまでに少しだけですが試してみたところ、左右のフロント・スピーカーよりランクが下がるスピーカーを使ったり、スピーカーのランクは同じでも、センターSPを鳴らすアンプのランクが下だったりすると、センターSPを追加することで、逆にセリフのクオリティや明瞭度が低下して聴こえ、いざセンターSPの音量だけ上げてみても、かえっておかしな音になると感じます。
2chのステレオ再生で、左右のスピーカーが違うとか、左右でアンプが違うとかいったことに似てなくもないです。(感じ方に個人差はあるとは思いますが。)


そんなわけで、センターSPを使うなら、左右のフロント・スピーカーと同じもの、または同等のものを用意して、そこそこクオリティの高いAVアンプで全チャンネルを鳴らすのが、良策だと思うわけです。

で、それなら、前回の投稿のように、HDMIケーブルを極力短くできるセッティングをして、「AV」ならぬ「VA」の主役である映像のクオリティ最優先でいきましょうというのが、わたしなりの考えで、わがやではセンターSPを使っていなくても、そのようにセッティングしています。(もちろん、意見には個人差があります。(^^) )


それと、センターライン上から大きく外れるとセリフの位置がずれるだけでなく、実際にはリアの音も偏ってしまって、まともなサラウンド音場になりません(映画館では、サイドとリアにぐるりとリアSPが設置してあるため、リアの偏りはさほど感じられません。)から、5.1chサラウンドであっても、ちゃんと音質・音場にこだわるなら、センターライン上(というよりも、AVアンプの設定時、各スピーカーとリスナーとの距離を測定したピンポイントの位置)から外れないことが重要で、そこから大きく外れるのなら、音質についてはあまり気にし過ぎても仕方ないようにも思います。


と言ってはみても、感じ方は人それぞれだと思いますし、自分なりのシステムを構築していくことも趣味のひとつの楽しみだと思いますから、まずはHDオーディオ対応のAVアンプを1台ゲットして、現用のスピーカーで4.0chサラウンドから始めてみると、スピーカーの設置位置やAVアンプの設定条件などを、少しずつ変化させながらいろいろ試せて、結構長い期間遊べると思います。(^o^)

ひょせんさん

ここ数日、Blu-rayを3本ほど観てみたのですが、720Pのプロジェクターでも十分にきれいですね。フルHDプロジェクターも、一応手の届くところにあるわけですから、たしかに時代は変わりつつあるなあと思います。

AVアンプは少しでも音質の良いものを買った方がよさそうですね。オーディオとAVは、やはり切り分けた方が賢明かなという気がしてきましたが、まあいろいろ、試行錯誤してみてみます。

しかし、こうなると、当分はBlu-rayディスクばかり観ていきそうです。今日は「ベストキッド」(新しい方)でしたが、画面の奥行き感などはDVDではなかなか味わえないようなものでした。

センタースピーカーは、いざとなればFE108Sでバックロードホーンでも作ってみることにします。高さも揃うし、ユニットもほぼ同じようなものだし、R-101もあるしで、オールBHのシステムを一度試してみるのもいいかなと。

JUNさん ひょせんです。

フルHDのプロジェクターもDLPならすでに新品でも10万円台半から手に入るようになってきたので、つい数年前に比べてもずいぶん身近になってきていますね。
以前576P(中途半端な数字ですが、欧州のSD映像の実効走査線数なのだそうです)のDLPプロジェクターの映像を観ましたが、これでもDVDとブルーレイの差は歴然。フルHDプロジェクターでは画質差が大きくなり過ぎて、アプコン映像の限界を実感しました。

色割れ現象がある単板式DLPや、コントラストやドット感で難のある透過型液晶はもうほとんどフルHDの新機種が出てこなくなってしまいましたので、今後はビクターやソニーが数年前から出している、画質も良く多画素化や小型化も比較的容易な反射型液晶が今後の主流となっていきそうな感じですね。この冬からエプソンとミツビシも高級機は反射型液晶となりましたが、ソニーには比較的廉価な機種もあるものの、そのほかはまだまだ値段が高いのが難点です。

個人的には、3板式のフルHD・DLPプロジェクターが欲しいところなんですが、数年前国内で唯一発売された720Pの機種でも定価350万円。大きさ、重さも一昔前に隆盛を誇った3管プロジェクター並みなので、いろんな意味で置く事はできません。(^_^;


AVアンプは内部は複雑ですが、多チャンネルのパワーアンプを積んでいるので、逆に1chあたりは大抵シングル・プッシュプルのシンプルな回路となっているため、意外にフルレンジ1発のスピーカーと相性はそれほど悪くはないようです。サウンド・エフェクトなしのダイレクト・デコードの状態で音の良い機種を選ぶことがポイントだと思います。全チャンネル・バックロードのサラウンドも結構イイですよ。
昔のAVアンプはプリ部のSN比がかなり悪かったようですが、今ではそれも改善されているようです。プロジェクターのファンの音のほうが、よっぽど気になります。(^^)

ひょせんさん

正直いって、エプソンTW-600を5年使うことになるとは、買った当初は想定していませんでした。次は単板式DLPや透過型液晶のフルHDプロジェクターでいいかなと思っていたのですが、次世代を担うべき透過型液晶フルHDは、少しは安くなるのでありましょうか^^;。

DLPのカラークラックがどのくらい気になるものなのか、身近では確認のしようがないので、これは一応パスかな。かといって透過型液晶の安いのも、あんまりこれがほしいなというのがないのですよね。一頃みたいに、各社競うという感じではなくなってしまって。

AVアンプは、TX-SA705クラスのものを探してみることにします。映画の場合、画面と内容にだいぶ引っ張られるので、よほどおかしな音がしなければ楽しめるかなと、わりと楽観的に考えております。

JUNさん ひょせんです。

わたしも、3管プロジェクターの予備で用意したDLPプロジェクターは5年くらい使用しましたが、DLP素子はメカ式の鏡なので、長らく使っても投影ランプが多少暗ったかなと思う以外には目立った画質劣化が起こらないのがメリットでした。個人差が大きいようですが、わたしの場合は時折色割れ現象が見えてもあまり気にならない体質だったことと、反射型も含めて当時は液晶の映像とはちょっと相性が合いませんでした。
プロジェクターは一度買うとテレビ並みに結構長期間使うことになるので、画質や画調、設置条件が自分に合う機種であるかを慎重に選びたいところですが、なかなか実機の映像を確認できないので、二の足を踏んでしまいますね。

昨年秋から3D対応という付加機能が出てきたために高級機はちょっと値上がりし、現在のフルHDプロジェクターは、上から、3D対応の反射型液晶、そうでない反射型液晶、従来からの透過型液晶、色割れがあるため基本的な画質の割りに安価な単板DLP、といったクラス分けがあるように思います。
今後メーカーは値崩れを避けるために3D対応機種を増やしていくでしょうから、そうなると、3Dに対応するには反応速度が遅い透過型液晶機が消えていき、画質の良い反射型液晶の廉価機種が増えていくのではないかと思います。
また、数年のうちにフルHDの4倍の800万画素のプロジェクターが民生用の最高級機として登場するでしょうから、単なるフルHDはもう珍しくも何ともないということになると思います。それでも反射型液晶のフルHD機が、数年前の透過型液晶の720P機種が数多く発売されていた頃の価格に近付くのは、来年の秋以降でしょうか。

今でも反射型液晶で例外的に安いのがソニーのVPL-HW20という機種で、現在25万円くらいです。この機種だともう少しすれば、アバックというAVショップのネット通販の中古コーナー

http://avac-used.online-store.jp/i-shop/top.pasp?to=tp

に、アウトレット品(開封・未使用品とかで、1年保証も付きます)が何台か、20万円を切って出てくるかもしれません。(モデル・チェンジ前の昨年と一昨年の機種ではそうでした。)
中古のAVアンプも上記のネット・ショップなら、古すぎない機種だと6ヶ月の保証も付きます。以前何度か購入したことがありますが、パイオニアのAVアンプは完動品でかなりの美品がネット・オークションよりも安く手に入り得した気になりました。

ONKYOのAVアンプは質実剛健な音が良い点だと思いますから、高能率であまりパワーは必要としバックロードだと、TX-SA705クラスなら薄っぺらな音にもならず、十分納得のいくサラウンド再生ができそうな気がします。
ONKYOはピュア・オーディオのプリメインは効率の良いデジタル・アンプ、AVアンプのパワー部はアナログ・アンプと、素人目には逆なんじゃないかと思ってしまいますが、ともにユーザーから高評価を得ているようですので、ちゃんとノウハウを蓄えているということなのでしょうね。(^^)


それと、先月末発売予定だったFostexのFF-WKシリーズはまだ発売されてないようですが、JUNさんが気になっていたFF225WKを使った作例が、コイズミ無線のHPで公開されていました。

http://www.koizumi-musen.com/110226sityou.htm

画像で見る限りでは、コンパクトな箱で使えそうですが、FF165WKとFF225WKは、高域がロール・オフする特性のようで、ちゃんと聴くにはツイーターの追加が必要のようです。昔、サンスイが発売していたLE8Tをそのまま取り付けたバスレフ・スピーカーは、LE8Tが1発だけでしたから、その辺はちょっと違っていそうですが、周波数特性を見た感じではバランスは良さそうです。

ひょせんさん

またまた、具体的な詳しいコメントをありがとうございます。

プロジェクターは、ほんとうは今すぐにでもほしいところなのですが、ぐっとこらえているところです。うちの視聴環境だと、レンズシフトのないDLPでもなんとかなりそうなので、機会をみつけて店頭で見てみようかなと思います。

TW-600は、というかあのクラスの透過型液晶に共通するのかもしれませんが、どうも今ひとつシャープさがなくて、画面が眠い傾向があるので、次のグレードアップではこの点が向上すればいいなと。

JUNさん ひょせんです。

当時の透過型液晶PJは画素のドット感や色ズレが強かったため、レンズでフォーカスを合わせきっても、偏光板を使ってややソフト・フォーカスとなるようにしているのかもしれませんね。エプソンではありませんが、パナソニックの液晶PJではそういった機能を売りにして、カタログにも明言していたものもあったと思います。

反射型液晶PJのソニーのVPL-HW20や前モデルのHW15では、パネル上で発光点をスライドさせて、色ズレを軽減させる機能があるようで、この機種の映像を実際に観たことはないですが、反射型液晶としては破格に安いのに画質に手抜きがないことと、ボディが高級機並みに大きく重い(賛否両論あるでしょうけど)こともあって、ネット上で検索すると顧客満足度は結構高いようです。

あと、気になるのが映像の投影面のことで、プロジェクターの映像を映すには表面の凹凸が大き過ぎて光が強く乱反射してしまうこともひとつの原因かもしれません。あえて極端な言葉を使うと「すりガラス越しに見る」といった感じでしょうか。各々の画素がより小さくなり画質も格段に向上するフルHDのプロジェクターだと、この影響による落差が今よりも大きくなってしまう恐れもあるかと思います。


わたし自身で単板DLPを使ってみた印象では、単板なので3板式のような色ズレが根本的に起こりえないとか、ダイクロック・ミラーで光源を三原色に分解したり合成したりする必要がないのでクリアな画面になりやすいとか、現在のプロジェクター用のデバイスとしては画素の反応速度がCRTの次に速いこともあって、映像素子(高輝度CRT)とレンズだけの3管プロジェクターに近いストレートさや力強さが低価格でも出しやすいのではないかと思っています。このあたりをポイントに、店頭にある他の方式のプロジェクターとも見比べてみてください。(と言ってはみても、暗室で視聴できるショップはほとんどないのが悩みの種でもあるんですが。)

ただ、DLPチップ自体が一社独占生産なのでなかなか値段が下がらないようですし、3板式にすると反射型液晶以上に光学系が複雑になるためか、いつまでたっても単板式のままで、カラー・ブレーキング現象がなかなか解決しないのが残念なところです。この点がネックになって、誰にでもDLP・PJを勧めるわけにはいかないことも残念です。3D映画も含めて映画館でのデジタル上映では、結構前から3板式DLP・PJが活躍しているんですけどね。


少し話がそれますが、まだ3管PJが隆盛を誇っていた頃、AV専門店で同時にデモしていたDLP・PJと反射型液晶PJ(ともにホームシアター用はまだ発売されておらず、データPJでした)の映像を、自分でDLP・PJを購入する数年前に見たことがあったのですが、その日は話題の新型3管PJの映像にばかり目が行ってしまい、DLPがどんな映像だったかまったく覚えてなくて、その数年後のホームシアター用DLP・PJが出て少し経った頃に、様々な画質評価を参考にして通販でDLP・PJを購入する際にはプチ・バクチのような心境にもなりました。(笑) やはり、じっくり見てから買えないのはツライですね。

その後、これまでにカラーホイールの回転数が4倍と5倍の別々のホームシアター用PJの映像を実際にじっくり見ましたが、わたしの目にはほとんどカラー・ブレーキングの見え方に差はありませんでした。
実体験からすると、カラー・ブレーキングを見えにくくするには、少なくとも目が疲れていないことが効果的で、さらに全身に疲労がないと最も効果的でした。(笑) また、DLPの映像に慣れるまでは、映画を1本観ると以前よりも目が疲れる度合いが強かったと記憶しています。


逆に言うと、その点さえ問題と感じなければ、単板DLPはとてもハイCPなプロジェクター方式だと思いますし、一昨年秋発売のミツビシのLVP-HC3800だと、前回紹介したショップではつい10日ほど前にもアウトレット品が10万円を切って出ていました。
現行モデルのLVP-HC4000が次にモデルチェンジする(今年の末くらい?)とすれば、3D映像に対応してくる可能性もあるかと思いますので、そうなると現行品が一気に値下がりする公算大ですね。レンズシフト機能非搭載ですと、設置場所の自由度が減ることで、かえってAVシステム全体の設置場所と配線に頭を悩ませることも少なくなりますね。(^^)


ついでですが、フォステクスのFF-WKシリーズは、やっとメーカーの正式なニュース・リリースが出ましたが、発売は3月上旬となったようです。旧シリーズの廃版からえらく長く掛かっていることに、ちょっと驚きです。

ひょせんさん

LVP-HC3800がその値段だと、DLPが自分に合うことを願うばかりであります^^;。どうせ変えるなら、がっと変えたいと思う方なので、透過液晶→DLPの変化に興味津々ですが、どこで視聴しようかな。近く上京しそうなので、都内のショップを調べておこうと思います。

昨日は勝三郎さんという友人(スーパーレアを桜かなんかの無垢板で作った方)が、一泊二日で飲みに来られていたので、いろいろオーディオ話をしていました。とりあえず、プロジェクターの導入を強くおすすめしておきました^^;。

FF-WK関連ですが、最近、中国製の小型デジタルアンプがそこそこいい音がすので、これを使うことを前提に、PC用のパッシブなスピーカーを作れないかなと考えていました。

FF-WKやオーラトーン、マークオーディオあたりの8cm~10cm1発でどうにかなりそうな感じがするのですが、ひょせんさんはPCスピーカーは何をお使いですか?

JUNさん ひょせんです。

> とりあえず、プロジェクターの導入を強くおすすめしておきました^^;。

ぜひとも、プロジェクター仲間を増やしてください。(^^)
大画面で観るスポーツ中継や名作と呼ばれる映画など、普通のテレビ番組では得られない感動がありますね。(^o^)

プロジェクターの視聴ですが、ちゃんとした暗室環境を用意しているAVショップはとても少ないようなのですが、首都圏でしたらアバック

http://www.avac.co.jp/akiba_pjstudio.html

というショップの秋葉原本店でしたら視聴環境もちゃんとしていて、実際に映像を見られる機種も多く、参考になりやすいのではないかと思います。わたしが見たのは、リニューアル前のことですが、現在だと最新の3Dプロジェクターの映像も見られると思います。


> ひょせんさんはPCスピーカーは何をお使いですか?

わたしのPCスピーカーは、とりあえず音が出れば良いかなと思っていたので、近くのPC専門店で買った680円のアクティブ・タイプです。その帰りに寄った家電量販店で、同じ物があと100円安く売られているのを発見して、少しクヤシイ思いをしました。(笑) と、わたしのPCスピーカーにはこの程度の逸話しかありません。(^^;

自作なら8センチ・ユニットあたりで作ると、小気味良い音で音場感も良く、いわゆる二ァ・フィールド・リスニングに適したものができそうです。
例えばちょっとした思いつきですが、お話のネタとして8センチ・ユニット用にこんなものを考えてみました。

http://www.dokidoki.ne.jp/home2/yh1305/bbs-pic/PC-80_001.jpg

ユニットが付いているタワー部分がダブル・バスレフの第一キャビネット、下部のベース部分が第二キャビネットで、音場感の良さと低域の再生レンジの拡張の両方を狙います。至近距離で聴くことから、ダクトからの中高音の漏れを耳に入れたくないこともあり、ダクト開口は中央の背面です。
ベース部とタワー部を別々の色で塗装すると、見ようによっては小型スピーカーに見えなくもないと思います。

スケッチなので具体的なサイズを出してもしょうがないですが、とりあえず図はFF85WKを想定したサイズとなっており、左右のキャビネットをピッタリくっつけた状態で、タワーの間(58センチ)に23~24インチまでの16:9のモニターを置くことができます。

ベース部分の幅は片チャンネルあたり40センチで、奥行き30センチ、厚さ11センチ。タワーの高さは30センチ、幅11センチ、奥行き19センチとなっています。デスク・トップに置くには、ちょっと大きすぎるかもしれません。(^^; ベース部をもっと薄くできれば、もう少しカッコ良くなるとはと思うんですが・・・。
設置スペースや必要な再生レンジの設定次第で、いろいろな形状が考案できそうですね。

ひょせんさん

いやー、あいかわらず、あっと驚く発想力ですね。これは全然思いつきませんでした。昔、「壇」というスピーカーがあったことをちょっと思い出しました。

私のモニタは、今時EIZOの4:3で縦がけっこうあるので、この形は少しむずかしいかなと思いますが、今の主流のモニタだと面白いですね。

ここ数日、フォステクス以外の最近のユニットの特性を見ていたのですが、8cmでf0が70hzなんて世界になっていますね。能率は80~85dbくらい。で、思い切り振動板が重いかというと、FEよりはずいぶん重いにしてもさほどでもない感じでした。

ここ20年くらい、フォステクス以外のユニットといえば、P610Dbを使ったくらいで、ほとんど未知の世界なのですが、ちょっと面白げなユニットもいくつかあるので、とりあえずひとつ作ってみようと思います。

JUNさん ひょせんです。

4:3モニターだとCRTでしょうか。でしたらユニットは防磁型のほうが
断然安心ですから、機種数が多い海外製のユニットから選ぶ楽しみが
ありますね。(^^)

ところで、前回のスケッチが中途半端な状態でしたので、そのままにして
おくのもなんですから、とりあえず簡単に21インチ・CRTモニターに合わ
せた形状に変えて、色も塗ってみました。ま、自己満足です(^o^;

http://www.dokidoki.ne.jp/home2/yh1305/bbs-pic/PC-80_004c+21CRT.jpg

http://www.dokidoki.ne.jp/home2/yh1305/bbs-pic/PC-80_004c+21CRT-f.jpg

ベース部の奥行きが増えた分だけ薄くなった(図では8センチ)のですが、
液晶モニター用にもこのくらい薄くできれば、少しは見栄えがいいかなと
思います。

ひょせんさん

どうもありがとうございます。モニタは液晶なんですけど、脚部の奥行きがあるので実際にはCRTと変わりませんね。

PCスピーカーは、なるべく横幅を小さくしたいのですが、8cmユニットでも最近のは口径が大きいのがけっこうあって、ちょっといいかなと思っているAlpair6などは開口jが96mmもあります。そうすると、どんなに切り詰めても横幅は13cmくらいになってしまうわけで。

FF85WKのダブルバスレフというのも、面白そうですね。発売まであと1か月か…。

JUNさん、ひょせんです。

幸い機種数の多い小口径ユニットから、まずは鳴らしてみたい
もの(というか、実際の音を確認してみたいもの)をひとつ
選んで、それに合わせて箱を作るという順番のほうが、完成
したスピーカーに愛着を持ちやすいように思いますね。(^^)

ところで、このJUNさんのブログがきっかけになって誕生する
ことになったテレビ台スピーカーTV-135「パルテノン」ですが、
製作されていたしげさんから完成後の画像を送っていただき
ましたので、わたしのホームページの掲示板

http://6100.teacup.com/yh1305/bbs

で紹介しています。かなり気合の入った仕上がりにビックリ
してしまいました。(^^) 力作です。

ひょせんさん

パルテノンのこと、掲示板の方に書き込みをさせていただきました。
しげさん、完成から毎日音だしをしたりして楽しんでいるみたいです^^。

まだ映画を観ていないということなので、何か最近の映画を観た後の
感想を聞いてみたいなと思っております。

JUNさん ひょせんです

パルテノンの件、掲示板への書き込みありがとうございます。

しげさんから、意外にも音楽再生でも好評を頂いて、うれしく
感じています。マトリクス・サラウンドとの相性が良く、低域の
エネルギーの多い映画再生での感想をお聞きするのも、楽し
みですね。(^^)

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