2011年1月22日

日経から二題

昨日の日経に、気になる記事が二つあったので備忘のために。

『中国、GDP世界二位が確実に』
2010年度、中国がGDPで世界二位になることが確実になり、 日本は1969年以来、占めてきた二位の座を明け渡すことになった。 69年といえば中国はその歴史上もっとも暗く愚かな文革の時代だったわけで、まさに隔世の感。

問題は、この急成長を続ける国が、あいかわらず共産党独裁の国であり、 国家によるメディアや企業への統制は、ここへきて一段と強化されていること。 資本主義のうまみのみを吸い、その前提であり義務であるところの 人権や民主主義の保護、通貨の自由化といったものがなおざりにされていることのツケは、 どこかで巨大な精算を迫らずにはいられないように思う。たまりつつあるマグマを、うまく抜くためには、しばらくはさまざまな矛盾を認めつつ、微妙な均衡をめざすしかないのだろうけれど。


『日本、家電製品の純輸入国に』
かつて日本経済を牽引した家電製品の分野で、日本は純輸入国になった。 中国や韓国製品の輸入が増え、彼らに負けて輸出が減ったことに加えて、 高い法人税や為替リスクから逃げ出す形で、日本の企業がどんどん海外に出て いったことが主な要因。単に輸入超過というだけでなくて、雇用が輸出されていることも大問題だろう。

上記二題、歴史の変わり目になるような出来事だった。

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