2011年1月30日

映画>未知との遭遇(BD)

『未知との遭遇』(スティーブン・スピルバーグ監督/1977)。

ブルーレイで観る映画第二弾。『明日に向かって撃て』もかなり綺麗な画面だったけど、これはさらに綺麗。1910年代からこっちの映画は、ほとんど時代を問わずに観る方なので(映画はひとつのタイムマシンでもあり)、そんなに画質にこだわっても仕方なかろうという気もどこかでしないでもないのだけれど、こういう映画は画質が美しければ美しいほど、ファンタジーの中に入っていける。

映画の内容はおなじみの通り。ディスクには劇場版、ディレクターズ版、ファイナルカットと3編入っていたので、おそらく初めてのファイナルカット版を観る。

冒頭部の砂嵐のシーン、スーパースワンが底鳴りするように轟いて面白いのだが、新燃岳の空震に比べると圧力感が軽い。向こうは火口まるごとホーンで、ドライバーが数百万立方のマグマなのだから当たり前か。あれを体感してしまうと、どんなスピーカーが出てきたって驚かない。

今時でいうところの「未知との遭遇の謎」みたいな突っ込みどころも盛りだくさんなのだろうが、あの頃の客はそんな野暮はいわなかった。せっかく夢を見させてくれようというのだから、素直に夢を見ればよい。いい映画だった。

それから本日、うちのCATVチューナーにHDMI出力がついていたことを知った。うかつにも今日まで知らなかった。だもので、映画を見終わってすぐにプロジェクターにつなぎ、地上デジタルでサッカーアジアカップ決勝を見た。120インチ弱の投影で720Pプロジェクターなのだが、信じられないほど綺麗だった。音声も面白そうなので、AVアンプを買ってもいいなと思う。

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