映画>2012
『2012』(ローランド・エメリッヒ監督/2009)。
たまには新作も観ないとなということで、ちょっとだけ話題になったやつを借りてきた。一言でいうと、よくもこれだけモノを壊しやがったなという映画である。
マヤ暦が西暦でいうと2012年で終わっている(らしい)ことから、マヤの人々は2012年に世は終末を迎えるのだと『予言』していた、それは間違いなくほんとのことなのだ、と主張する人々がいる(らしい)。面白い題材ではあるので、なんか謎解きでもあるのかと思っていたら、そんなものはちっともなくて、ただマヤ暦を口実に『インデペンデンス・デイ』や『デイ・アフター・トゥモロー』をやってみました、というだけの映画。
前半は徹底した破壊シーン。後半は安いメロドラマにしようとして、それにすら失敗しているというひどい映画なのだが、面白くないかというと、まあそんなこともない。少なくとも、スピーカー・マトリクスのサウンドチェック用には使える。というか、さすがに最新作でCG命で作っただけあって、サウンドデザインも音質もしっかりしていて、盛大な花火を観るような快感はあった。
こんな具合に世の中が鬱屈してくると、「お前らみんな死ね。わしも死ぬけん」と願う人はきっといる。もしかすると、相当数の人が、どこかにそんなアルマゲドン願望があるのかもしれない。だから、この手の地球まるごとふっとんでしまいました、という映画は次々と生まれてくる。
まあ、おれは地球が最期になったら、フランク・キャプラでも観たいと思うけど。
コメント
私も見ましたが、仰々しいCMだった割りには面白くない
映画でしたね。^^;
後半が少し密に懲りすぎたかも。
まだ、ディープインパクトとかの方が面白いかもしれません。^^;
Posted by サルモサラー at 2010年5月22日 11:57
サルモサラーさん
そういえば、ディープ・インパクトもまだ観てないのでした。借りてこよう^^
Posted by JUN at 2010年5月22日 16:17
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