2010年1月 6日

腹ぺこだ

暴飲暴食すくなし仁、というくらいですので、
年末年始の、ケーキ、いくら、シャンパン、カンパチ、ワイン、ブリ、数の子、生ハム、
普通のハム、黒豆、雑煮、もちたけのこしいたけにんじんれんこんだいこんなますに、
酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒と続いた日々を深く反省し、今朝は朝飯を抜きました。

それがどうしたと思うでしょうが、ぼくにとっては一大事なのです。
自慢ではないが忙しくて朝飯を抜いた、ということは生涯一度もありません。
朝は朝風呂に入って朝飯を食べるためにあるのです。
朝飯のためなら晩飯を抜いたっていい。そのくらいの覚悟で生きてまいりました。

一方、うちの母親は西式健康法のオルグでありまして、
「朝食なんぞは百害あって一利なし。即刻やめよ。
そうすれば医療費も減って日本も救われるのだ」
という立場を明確にしております。

「朝食有害論」を提唱している渡辺正先生や甲田光雄先生の本はぼくも読み、
深く感じ入るところもあり、また、実際に試してみると、
確かに頭は冴え、仕事ははかどり、鼻は通り、目元も涼やかになるのです。

しかしですな。あの炊きたてのご飯からたちのぼるほかほかの湯気、
だしの香りのきいたほうれん草と薄揚げのお味噌汁の風味、
大根おろしにちりめん、納豆に浅漬け、夏ならおくらの刻んだの、
今の時期なら北浦でとれたカマスの一夜干し。
このようなものに、ぼくのかすみのような理性は打ち勝つことはできません。
したがって、いつも頭はもうろうとし、仕事は忘れ、鼻はきかず、目はサバ目であります。

実は昨夜から胃がちょっと痛かったところへ、
娘が「アントニオ猪木もすすめるファスティング」のような本を読んでおり、
突然思いついて「今日は一家全員ファスティングだ」と
家族を道連れに、プチ断食を宣言したのですね。幼稚園児も巻き込んでおります。
ちょうど明日は七草ですから、七草の趣旨には沿うのでしょう。

そんなわけで、野菜のすりおろしたのを、ちょびっと食べただけで、
午後2時半になりました。腹ぺこであります。
今夜は、さらに激しく腹ぺこになるのでしょう。

腹ぺこの向こうにぼくを探しに。
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