映画>M★A★S★H
『M★A★S★H』(ロバート・アルトマン監督/1970)。
なんだか途方もなく疲れており、飲みに出るかどうか腕を組んで考え込むような状態だったので、無理はやめて映画でも観ることにするかと思ったとたんに、ドナルド・サザーランドの馬面が見たくなった。
これで4回目なのだが、今回が一番笑ったと思う。朝鮮戦争の最前線の陸軍病院に勤務する外科医たちのお話。これは、もはやアメリカの川島雄三というか、さらにもっと軽いか。全体に破調のドタバタギャグかと思っていたら、このテンポの良さはただごとではない。こんな映画、作ってみろといわれて手を挙げる監督が、今、日本にいるかどうか。
ドタバタ、ナンセンス、破天荒、スラップスティック、どう呼ぶとしても、これが名作であることに変わりはない。ほとんど脚本を無視したアドリブで進んだらしく、台詞が時々かぶる。しまいには演出としてわざとかぶせるなんてこともする。
とてつもなく疲れて、呼吸も満足にできないような時には、こんな上等の馬鹿映画は救いになる。特に医者の皆さんは、ストレス解消にぜひどうぞ。ただし、ちと下品なので子供と一緒にはおすすめしませんけど。
コメント
たしかこの映画で頭髪とあそこの毛の色は違うのだとはじめて知った。(^^);
Posted by あるぽ at 2009年12月 4日 23:55
あるぽさんは、お好きそうな映画ですね。
あれは、婦長少佐が髪を染めてるのかどうかの賭けのシーンですね。
Posted by JUN at 2009年12月 5日 15:12
そうそう、高校生の頃に見た映画だけどストーリーなんぞはすっかり忘れてしまってインパクトの有るシーンだけが脳みそに焼き付いている。バーバレラでのジェーン・フォンダのおっぱい丸見えのコスチュームとか…
まるっきりなんだか最後までわからなかった「キャッチ22」と言う映画のすごさとか…
今見たらまた少しは違うかなと思いつつも、はたしていないのであります。
Posted by あるぽ at 2009年12月 6日 18:42
ふむ。『キャッチ22』も、70年公開の戦争ものですね。この年は、この手の映画の当たり年だったのかしらん。ベトナムとの関連もあるのでしょうけど。
話は変わりますが、また天草の海上コテージでオフやろうかなと思っております。イカがなんぼでも釣れますしね^^。
Posted by JUN at 2009年12月 6日 18:51
ヘラーの原作まで買ったのにやっぱり当時の僕には難解でした。(^^);
天草の件OKです。
Posted by あるぽ at 2009年12月 6日 20:13
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