2007年6月 5日

ふたたびリアスピーカーについて

リアスピーカーが決まらない。それというのも、やはりこの方の実験の影響である。

スピーカーの自作において、低域をどうするか。どのようなレンジで、どのような性質の低域を求めるかというのが、設計のすべてを決めるといっていいのだが、この実験にあるようにリアスピーカーは決していわゆるサラウンド用などではなく、時にフロントと同様の低域を含んだ信号が送り込まれていることを考えると、フルレンジの反応の良さを生かしたやつを作りさえすればいい、というものではないことになる。

うちの場合、フロントはスーパースワン、センターはFE108EΣによるD-118というセンが濃厚になってきている。これに合うリアスピーカーの条件は、以下のようになる。

1)振動板の性質を合わせるために、フォステクスのFEシリーズかこれに準じるユニット。口径は10~12センチ程度。
2)音質や特に低域のスピードを合わせるために、バックロードホーン、共鳴管が理想。
3)映画鑑賞時にセットして、それ以外にはすぐに撤去できるように、そこそこの重量であること。
4)床の占有面積が、それほど大きくないこと。背は高くても可。
5)低域のレンジ、周波数特性は、フロントと同等か、これに準じるものであること。

今、手元にあまっているユニットは、フォステクスのFE103メモリアル、FE168SS、FW108(ウーハー)、FT57D(ツイータ)というところで、どれもベストではない。といっても、ベストのユニットがわかればリアスピーカーも決まっているわけだけど。

候補に挙がったのは、高さ183cmの共鳴管であるF-183、FE127Eを使う背の低い(90cm)共鳴管のF-47、FE108EΣを使う高さ153cmの共鳴管、FE103メモリアルによる「ダブルヘッダー」、FW108とFT57による「ペリスコープ」といったところ。いずれもトールボーイか、超トールボーイで、専有面積では合格。

もっともレンジが広いのは「ペリスコープ」だが、ユニットとダクトが70cmも離れているので、近距離で使うリアにはベストではない。共鳴管も背の高いものは似たようなもので、なおかつどれも低音不足になりそうだ。音は相当下まで出ているのだがレベルが低い。これはチャンネルごとにBASSを上げたりできるのであれば、なんとかなるのだけど、どうなのかな。「ダブルヘッダー」は、10cmユニットを前後タンデムで使うので、近距離の場合、どういう音の出方になるのかわからないし、低域不足は共鳴管と同じ傾向。

こうなってくると、マルチチャンネルのリアスピーカーは、ウーハーが必須という結論になってしまいそうなのだが、それはそれで、音質や反応速度を揃えるという条件には合わない。これは、どこかで大幅な妥協が必要になりそうだ。つまり、音質と低域のどちらをとるかということ。しかも、リアチャンネルには、そうしょっちゅう低域信号が入るわけでもなさそうだということもある。

うーむ。製作や設置の簡単さも含めて、いっちょF-47で試しに作ってみるかという方向かな。FE127は、張り出しはいいものの、きんきんと人工的な音のするユニットで、とてもピュアオーディオには使えないものだったけど、振動板の材質が変わったFE127Eは、ちっとはましになっているのだろうか。

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