Movable Type 悪戦苦闘のこと
この4日間で60時間ほど、Movable Type とタタカっていたのだった。
そもそも、ココログのテンプレートもようさわれない人間が、無謀といえば無謀なのだけれど、「これからはMovable Type が世界を変えるのだ。いや、すでに急速に変わっているのだ」と、ぼくの脳内で何者かがささやくのですね。時々、こういうことがあるのです。
大昔はパソコン通信をやることが、時代を変えることに参加することだった。その昔は、「HTMLもさわれないSYSOPなんていらない」といわれた(もっともだ)。たしかに95年以降、HTMLをさわれるかさわれないかという一点で、ネットを見る人になるのか作る人になるかが分かれた。
次に来たのがCSS(スタイルシート)。これはそんなに決定的な波ではなかったけれど、どんなサイトでも長く運営していれば、それなりにページは増えてくるので、HTMLだけで処理していると、やがて支離滅裂なことになってくる。それを内容とデザインを独立に管理するわけだから、CSSを扱えるかどうかで、やはり何かと何かに分かれてしまったように思う。
そして、昨年からのブログブームで、HTMLもCSSも知らなくても誰でもサイトを持てるようになったわけだけれど、実はこれは単なる着火剤に過ぎなかったように思う。
プロバイダなどが供給するレンタルブログでスキルを身につけた人が、当然次にめざすのは自前でブログシステムを作ることだろうし、SEOという問題もあるけど、コトはそんなに小さな話ではなさそうだ。CMSを自前で持つことになるMovable Type は、圧倒的なエネルギーで、今は多くの人の目に見えないどこかで、何かを変えつつある。
印刷物のコピーとして始まったWEBは、明らかに次の時代に入った。
もはや懐かしのHTML、なのだろう。
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