金田アンプ帰還
白男川さんのところのALTEC 604-8Hと恋仲になり、そのまま駆け落ちしたかと思っていた金田アンプA級30Wが、本日、わが家に戻ってきた。白男川さんはGOA時代の金田アンプを新たに入手された由。
最近まで知らなかったのだが、このアンプはどうも1974年に発表された「NO.5」というものらしく、金田明彦氏設計のパワーアンプとしては、ごく初期のものだ。詳しい仕様はまったくわからないが、要は大きな出力トランスを持つ、オーソドックスな?トランジスタDCアンプである。
スピーカーケーブルを長岡鉄男氏推奨のビニールキャプタイヤ2.0スケアに交換して、さっそく試聴してみる。とりあえず聴きなれた「ART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION」。
そうそう。この音だ。音量を上げなくてもベースの音階がはっきりわかる。音色の個性というものは感じられないけれど、ジャズを聴くと小音量でも体が左右に揺れてしまうような躍動感。少しボリュームを上げると、まさに今、目の前で演奏しているかのような実在感がある。特に低音域の前に出る感じ、引き締まった音の出方は、並の実力ではない。
もう、これでいい。しばらくはこいつと一緒に暮らそうと思う。
次は、金田さんの6C33CBを使ったハイブリッドアンプだな。一度はアルテックの38センチ同軸を使ってみたいと思っていたのだが、うってつけのアンプがある以上、もう躊躇する理由はないんだろう。
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