2005年6月 7日

映画>スウィングガールズ

『けんかえれじい』に続いて、『スウィングガールズ(2004/東宝/矢口史靖監督)』も観る。この映画は、本編より先にコンサートの方を観てしまい、メンバーの顔ぶれはあらかたわかっていたので、初めてという感じがしなかったのは、ちょっともったいなかった。

友達のひろすけさんに電話で「いいよ」と聞いた時から、とりあえず観てみようかと思っていた作品。レンタルビデオ店では堂々のランキング1位であった。こういう作品を(映画館ではないにしても)、イキのいいうちに観るというのも初めてのことであり、どうも初めてのことが多くて楽しい。

こないだ、21世紀の女子高生とスイングという、とてもそぐわないようなものをぶつけてみたら何が起こるのかと、そういう出会い頭を演出する監督のセンスに感心すると書いたけれど、実話を基にした映画だと聞いて、なんだという感じ。ほめて損した。まあ、映画がよかったからいいけど。

ベニー・グッドマン、ルイ・アームストロング、グレン・ミラー、デューク・エリントンといったビッグバンドの有名どころは、たまたま家にレコードがあり、小学生の頃から聴いていたので、この映画で初めて聴くとしたら、どんな感想をもつのかわからない。ぼくは、最後のムーンライトセレナーデで涙が出ました。感動というほどもない、出たはなから乾いていくような、きわめてライトなもの。つまり、よくできてるってことだ。

学園青春コメディで色恋なし。そのかわり演奏はガチンコ。よくやるよねえ、というくらいちゃんとしている。米沢弁も魅力的。だす。

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