ホテルにて

原稿が行きづまりそうになったので、いや、正確にはまだほとんど なんにも書いていないので、行きづまるもなにもないのだけれど、 とにかく仕事がやばいですう、となりそうだったので、 いやいや、これも正しくなくて、仕事ではなくて環境というか、 自分自身の落ち着きのなさというか、考えることが多すぎてなんだかわかんねえよ、 であっ …

みかんの皮屋さん

小学一年生の娘がショーバイの計画を始めた。 「みかんの皮屋さん」というのだそうだ。 つまりみかんの皮を細かく刻んで乾燥させ、 入浴材となして、ネット通販にかけるのだという。 今、なんとかオレンジとポンカンと不知火とかいうみかんの三種類が、 彼女のピアノの上に干してある。それぞれに良い香りがして、 これ、ほんとに商品に …

われ、断煙す

今朝、ばたばたとしていたので煙草を喫う間もなく、 そのまま取材になだれこんだため、今日は夕方まで ただの一筋だに煙のないままに過ごした。 で、この際ということで、煙草をやめることにした。 どうということはないのですな。 一日くらい喫わなくても。 などと思いつつ夕食をすませ、食後のコーヒーが悪夢の始まりなのだった。  …

さらば、松茸

中学生の頃、仲間3人と「MPC●マツタケ・ペンクラブ」というものを結成して、それぞれが何事かを熱にうなされたようにして書き続けたことがあった。 ほとんど、とりいかずよしの「MK(マタンキ!)」のノリなのであるが、とにかくわがMPCはそこそこに活動を行い、ある者は詩を書きまくり、ある者は日記なんだかエッセイなんだかわか …

薮入り

薮入りやなんにもいわず泣き笑い てえ句がございます。 昔は盆正月の16日頃になると、奉公に出ている人たちが親元へ帰ってくる。 これが商家へ丁稚奉公している年端もいかない子供が、 三年ぶりに帰ってくる、なんてことになりますと、親も方も気が気でない。 前夜から夫婦でいろいろ、噂話をしていたかと思うと、 朝暗いうちから起 …

有限会社に、なるのか?

とある偉い方の紹介で、とある偉い方のオフィスを訪ねたのが、 今年の仕事始めになった。 時に1月4日、午前11時5分であった。 切れ者、敏腕とかねてから評判のその方には、面識もないのに何かと気にかけていただいていて、一度お礼をと思いながら時間が過ぎていき、ようやくご挨拶ができるようになったわけで、長い間の不義理を果たせ …

さよなら、マック

さきほど、妻のマッキントッシュG4が荷馬車に揺られて売られてゆき、 わが家のマックライフが終わりました。 思えば1992年にⅡSiを買ったのが始まりでありました。 これはなかなかコンパクトで格好が良く、Ciほど尊敬はされていませんでしたが、どこかしらお洒落なところがあるマシンでした。 デザイン業界と関わりがあるとい …

りんごチップとカルバドス

たとえば冷たい雨の降っている夜などに、一人で街を歩いていて、 古い傷のように人を思い出すことがあります。 思い出になるほどのことでもなかった小さなバーを探して、 ようやくそこにたどりつき、カルバドスとりんごチップなどという たわけたものを前にすると、あの日の自分と今ここにいる自分が、 どうしても結びつかないわけで、こ …

腹ぺこだ

暴飲暴食すくなし仁、というくらいですので、 年末年始の、ケーキ、いくら、シャンパン、カンパチ、ワイン、ブリ、数の子、生ハム、 普通のハム、黒豆、雑煮、もちたけのこしいたけにんじんれんこんだいこんなますに、 酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒と続いた日々を深く反省し、今朝は朝飯を抜きました。 それがどうしたと思うでしょうが、ぼく …