Napsterを試してみた
10月に定額制の音楽ダウンロードサイトとして再スタートしたNapsterを試してみました。basicコースで月額1280円で、登録150万曲がダウンロードし放題、というコンセプトで、こりゃなかなかすごいわけです。
まず、Napster の日本語サイトから、専用アプリをダウンロード。7日間のフリートライアルをやっているので、いろいろ検索してみる。
登録曲は全体に洋楽中心と思った方がいいと思う。邦楽もあるにはあるけれど、大半が「購入専用」となっていて1曲200円前後の料金を別に支払わなくてはならない。業界の理解のせいもあると思うけど、まだまだ登録そのものも少ない。
たとえば70年代でいうと、チューリップは383曲がリストされていて、その全曲が定額料金内でダウンロードできるのに、甲斐バンドはゼロ、かぐや姫もゼロ、NSPは2曲、拓郎は44曲、陽水は157曲。NSPと拓郎と陽水は全曲、購入専用だから、邦楽中心の人が入会するメリットはあんまりない。
ライバルのYahoo! MUSIC と1曲のダウンロード料金はほぼ同じ。iTuneストアの方は、0.99ドルと、ほぼ半分だけど邦楽はほとんど揃っていない状態。
ただし、Napsterは、洋楽(クラシックも含めて、あちらのもの)は、相当な登録数であることがわかる。Lincoln MayorgaのSUMMERTIME が、あっさりダウンロードできたりした。シェフィールド・ラボなんてマイナーなレーベルだから、ほかのダウンロードサイトにはなかなかないのだ。
今のところの感触としては、洋楽が好きな人には福音だから、7日間トライアルを試してみるべし。自分の好きな曲をダウンロードできるのはもちろんだけど、これから好きになるアーティストに出会えるチャンスが、相当、広がると思う。
何しろ、ギター曲「Anji」だけで4人くらいの演奏が聴けたりする。S&Gの「Kathy’s Song」も、ほかに2人が歌っていた。要は、自分が好きな曲を、好きでやっているアーティストは、好きになる確率が高いというわけ。感覚が似てるわけだから。これは検索のもつ、横への飛翔というような特性のおかげなんだろう。チューリップの「四月になれば彼女は」なんて、初々しくてよかった。
Napsterのファイル形式は、wmaだけれど、保護がかかっているので、そのままではmp3などへの変換はできない。だから、CDにmp3で焼いてクルマで聴くなんてこともできず、パソコン再生専用となっている。ただし、プロテクトはいじらずに、高速で再生しながら録音する、tunebite という有料ソフトがあった。
原理的に、音質の劣化はまぬがれないわけだけれど、そんなに気にしない人には使えるかもしれない。ぼくも一応、試用版で試してみたけれどパソコンでしか聴いていないので、変換(録音)後の音質がどのくらい落ちているのか、この環境ではほとんどわからなかった。
音質をさほど落とさずに(といっても落ちるけど)mp3に変換するには、一度wmaのままCDに焼いてリッピングし直す時にmp3にする、という方法があるらしい。これはまだ試していないけど、面倒そうだからあまり流行りそうにはないな。