クロちゃんの死
子猫たちの長兄だったクロちゃんが、今日の午後、急死した。何かぐったりして遊ばない、と子供が母親を呼ぶ声がした時、ぼくは遅い昼ご飯を食べていて、たいしたことではないだろうと多寡をくくっていた。母親がばたばたとケージに入れて病院へ運んでくれたのだが、病院に着いた時はすでに死んでいたという。
喀血もあり、何かの急性中毒らしいのだが、詳しいことはわからない。病院の先生も、開業して10年になるがこんな例は初めてだとのこと。ちょっとオコジョに似た、黒白のやんちゃな雄猫だった。
病院に同行した娘は、帰宅後、さすがに泣いた。その彼女もあわれでならなかったのだが、一応、話をする。
「お前さんたちが、あの日、連れて帰らなかったら、猫たちはみんな死んでいたよ」
「だけど、5匹みんな助かった。お前さんたちは命を助けたんだよ」
「あんなに大切にしていたんだよね。いい加減に飼って死なせたんじゃない。」
「こういう事故は、残念だけどどうしても起こる。防げないものは運としかいいようがない」
「だけど、運のいい猫だった。短い間だったけど、幸せな猫だったよね」
「お父さんも、クロちゃんのことはどんな猫になるか楽しみだった。でも。」
「でも、もういない。だから生きてる猫を可愛がろう。生きている間に。」
「クロちゃんは、生きている間、とても可愛がったよね。だから、幸せな猫だった」
それから部屋をととのえ、一家五人で神棚の前に座り、ぼくが祓詞をあげて、ついでに般若心経もあげてやった。神様は驚いただろうが。
JUNさん、お久です。
猫ちゃんの死、お悔やみ申し上げます。
ボクは小学校4年のとき、自宅で飼っていた4匹のうちの1匹が車に轢かれて事故死しました。物心ついて初めて身近な生き物の死というのを体験しました。それでもその後、実家では猫を飼い続けて、その間、何度も猫の死に立ち会いました。
初めての猫の死のとき、親父が夜中に一生懸命墓を掘ってくれて、土中に埋めるときがものすごく悲しかったけど、以後の猫の死の場面では、どんなに辛くてもボクが墓を掘って埋めてやるようにしました。
実家で飼っていた最後の猫は13年も生きて、その猫の墓を掘ってやったときが一番悲しかったですねえ・・・
猫が死に、墓を掘り、埋めてやると、必ず親父が「愚苦労さんやったなぁ」とねぎらいの声を掛けてくれる。何と言うか、あの小学校3年のときに、親父が俺に何とか伝えたかった「命」に対する気持ちが、ああ、なんとか息子に伝わったんだなと、それを噛みしめるように。
もちろん、相手は猫ではあるのだけど、死の場面にっ触れること、お墓の意味、というのを、何だか猫から学ばせてもらった、体感させてもらったという気持ちがありますね。特に、飼っていた猫は、脈々と血が繋がっていたこともあって、昔飼っていた猫の面影が、後世の猫にもちゃんと現れている、なんていう部分をみると、先祖とか、家系の縮図をみているようで、やはり人も猫も変わらず、命や歴史の重さを感じたものです。
よい話だと思ったら、神棚の前で般若心経ですか(^_^;
黒鉄ヒロシさんの影響かと・・・。
ワタシの仕事場の地鎮祭に山伏さんをお願いしたんですよ。
祝詞はあるし、ホラ貝は吹くし、般若心経もありました。1月から12月までの神様も全部呼んでくれました。
向かいの独身寮に響き渡るホラ貝には笑いが込み上げてきました。
ネコの急死>除草剤ではありませんか?
と~るさん>
どうもありがとうございます。
ほんと、昨日はいろいろとあわれなことでした。
生き物は皆、すべてひとつひとりであって、それぞれにひとつの命があって、
代わりがいないんだということを、子供たちも学んでくれたことと思います。
ぼくも子供の頃からずっと家に犬がいて、猪猟の犬だったので、よく死に、
そのたびに悲しい思いをしたものでした。
今朝、もう一匹の子猫が変な咳をしているというので、
またもやあわてて病院に連れていったのですが、
こちらはなんともなかったようです。
ついでに猫白血病の検査を受けたら、無事に陰性とのことで、
昨日から沈んでいた家の空気も、明るくなりました。
秋山さん>
うち、先祖代々の神道なので、家に仏壇がないのですよ。
だから、成仏を祈るという時に唱えるものがなく、
(神社にはおトムライ用のノリトがあるのでしょうが)、
神仏習合で般若心経も神棚にあげることになります(^^;)。
信徒ですと榊をあげないといけないですね。
一度だけ信徒の葬儀で受付をしたことがありまして、参列者にお悔やみの方法をレクチャーしてました。
榊のやり方は結婚式と一緒、くるりと反転させました。2礼2拍手1礼だったかな??
要はお別れですから、自分の気持ちの中で整理すれば良いと思いますけどね。
例によって私のほうは古い地域でして、集落の中心に雷神様があります。
年番行事という担当が30年に1度ほど回ってきます。
それが、担当総入れ替えですから大した引継ぎが出来ません。
ワタシの時は新住民ばかりで、雷神様に何をあげるか解らない訳です。
しょうがないので、米と酒と線香あげてしまいました。鳥居でもあれば良いのですが、限りなく墓石に近い石ですし、浅草の雷門でも線香あげるからいいかって(^_^;
秋山さん>
雷神様。なるほど30年に1度しか回ってこないのでは、
よほど詳しく聞いておかないと、なかなかですね(^^;)。
お供え物も、それぞれあるでしょうし。
神道の葬式だと、太鼓が鳴って神楽を舞って、刺身まで出たりして、
初めての時には驚きました。
仏式に比べてひとつだけ、これはいいなと思えるのは、
神主さんのコトバが、日本語であるために、誰にでもはっきりわかることですね。
さすがに猫の死を家の神棚で悼むというのは、
神道の文法にはないのでしょうが、
(人は死ねば祖神に列するという思想ですから)、
一家五人、悲しみにくれておりましたので。