ラウラ・イネスのこと
フォルクローレの中古レコードを3枚入手。左からラウラ・イネス(Luara Ines)、メルセデス・ソーサ、ロス・キジャ・ウアシ。ソーサおばさんは世界的に有名だし、キジャ・ウアシもこの世界では売れっ子だったけど、ラウラ・イネスは日本語、英語圏ともにWEBにもほとんど情報がなかった。
この1977年頃のデビューアルバムが、ほとんど唯一の仕事だったのかもしれない。手元にあるオムニバス版に入っている、amar amando(限りなき愛の歌)が、10代の頃から耳から離れなくて、歌っていた女性がラウラ・イネスという名であったことも数年前に知った。
今回わかったのは、彼女がアルパ弾きでもあったことと、アルゼンチン人なのにパラグアイの音楽に没頭していたこと。そもそも、あの広大な中南米の音楽を、フォルクローレとひとまとめにするのも、乱暴な話ではある。
フォルクローレというのは「何を歌っているのかまったくわからないけれど、心の奥の方でじーんとわかる」という、日本人にとって不思議な音楽なのだ。
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