2007年11月15日

宮崎ワインを試飲

仕事で宮崎ワインの特集記事を書くことになり、3つのワイナリーから買ってきた24本を試飲しました。場所は宮崎市の「シャンブル738」というレストラン。仕事仲間やクライアントの皆さんが13人も集まってくれて、思いがけず大盛況でありました。

このお店の高橋ソムリエは、以前、タイユヴァンで仕事をされていた方で、いろいろとアドバイスをいただきながらの試飲。ぼくのような者が、どのワインがどうのこうのという立場ではないので、個別の感想は控えますが、高橋ソムリエの言葉を借りると「五ヶ瀬、都農、綾とそれぞれの土地の個性が非常に深まっていて、葡萄の質・醸造技術ともに、よく短期間でここまで」というのが、全体としての印象でした。

高温で多雨、しかも収穫時期に台風がやってくる宮崎は、葡萄の栽培地として適しているとはいえません。そんな土地で、地面に根を生やしたように、与えられた条件の中で最善を尽くしているうちに、ぼつぼつと世界でも認められるワインが出てきたというのが、宮崎ワインなのでしょう。生食用のキャンベル・アーリーを使ったロゼ(都農ワイナリー)が、ワインリポートに掲載されたというのは、選ぶ側にとってもひとつのエポックだったように思います。

それにしても、ラタトゥユに入っていた茄子のうまかったこと。佐土原茄子という宮崎の伝統野菜らしいのですが、こんなにうまいものだとは知りませんでした。香味にあふれ、ワイルドで、旨みがつまった茄子でありました。

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