内藤大助VS亀田大毅

この日は友だちと新宿で飲んでいて、試合を見られなかったのだけど、かなりひどいものだったらしい。試合結果はワンサイドで内藤。大毅は例の亀田スタイルで、頭部のみをガードして前進、左フックを振り回すも当らず。内藤の変則的なリズムに翻弄され、ほとんどついていけない内容だったらしい。 そして何がきっかけか知らないけど、反則の応 …

亀田は好き?

亀田二兄弟(三男はまだアマチュアだ)の試合が近づくたびに、飲み屋のカウンターだの打ち合わせの合間だのに「亀田は好き?どう思う?」と話しかけられることが多い。 「好きでも嫌いでもないけど」と、ほんとうのことを言っても納得してもらえない。問いかける人は、ほぼ間違いなくアンチ亀田だから、「あんなやつ大嫌い」という答を期待し …

亀田興毅vsランダエタ2

前回の試合後、「不可解ということこそ不可解」と感じたわけだけれど、今回はすっきり勝ててよかったと思う。4か月の間に、ファイターからボクサーファイターにスタイルをまるっきりチェンジして、それで世界1位の相手を黙らせるのだから、亀田興毅というボクサーの潜在能力はやはり並ではなかったということだろう。 前回の対戦で、技術の …

新日を観ること

新日本プロレスの観戦は何年ぶりだろうか。プロレスの巡業というのは、一種サーカスというか津々浦々をめぐる祭り、祝祭の場であることをあらためて思った。ただし、これは昔でいうと全日本プロレスの雰囲気なのではないか。80年代の新日には、わくわくする祭りの高揚とともに、もっと熱さがあったように思う。 第一試合が始まる前、蝶野の …

殺し合いではない

みんな書くだろうけど、おれも書く。 8月5日に行われたHERO'S 2006(有明コロシアム)のメインイベント、桜庭和志VSケスタティス・スミルノヴァス。 1R開始まもなくの打ち合いで、スミルノヴァスの左フックが当たり、桜庭は前にのめるようにしてダウン。ボクシングでもそうだが、前に倒れるというのは非常に危険で、あの …

石井智宏という希望

新日本プロレス。6月17日(土)大和スポーツセンター 。SXWで見た。 最近の新日本は、リングの上があまりに痛々しくて長いこと見てなかったのだけど、ひさしぶりに見てみたら、熱気が少し戻っているというか、わりあいプロレスになっている。ただ、下から見上げるカメラアングルは非常に違和感があった。 光っていたのは石井智宏と …

構造的世界としてのノア

ノアにあって新日にないものを考えてみた。先に書いたエース、それから社長レスラーの存在、時宜に応じて放たれる物語性、ここへきてタイトル=最強の図式すら手放して、力皇なぞをチャンピオンにして平然としているのもすごいと思う。やっぱりあいつじゃだめかとなると、次には田上明を王者にしてしまった。どうなってるんだ。 こういうイレ …

いけ、杉浦。

ひさしぶりにプロレスの話。 新日本が液状化現象よりも深刻な地盤沈下を起こし、あれを観るくらいなら大相撲の巡業を観た方がずっと幸せになれるというくらい、ひどい状態になっていることから、「プロレスの終焉」をいわれているけれど、ノアをみていると全然そんなことはない。あれは新日が一人で沈下しているのだ。 理由は会社が悪いの …

クロネコの死

今年の契約更改が大荒れで、すでに10人もの離脱者を出した新日本プロレスのブラックキャットが急死した。51歳だったという。 本名ビクトル・マヌエル・マル。メキシコ人。81年4月、新日マットでデビューして、新日80年代の黄金期を前座レスラーとして支えた。若手にとっては教育係であり壁でもあったが最近はレフェリーとして活躍し …

天山広吉改造計画

若手だった山本広吉時代から稀にみる素質とナチュラルな強さが注目を集め、凱旋帰国直後の24歳で、当時のエース級だった長州力をフォール。まさに鳴り物入りで、トップへの道を走り始めた天山広吉が、もう一皮むけきらない沼にあえいで久しい。 何よりも天山がつらいのは、自分の物語をつむいでいくための言葉と演出の感覚に欠けているとこ …