銀塩28mm単焦点 KLASSE W
まさか今の時代に、銀塩コンパクトの28mm単焦点が出るとは思わなかった。FUJI FILMのKLASSE W。価格は99750円。こら、FUJIは本気である。
もう、細かい仕様や使い勝手なんか二の次である。こーゆーものが新製品として出るというところに意味がある。HEXER、GR1に続き、昨年はTC-1まで生産中止になり、それどころかニコンもキヤノンも、銀塩の新開発をストップしたわけで、メーカーが本気でこんなカメラを作るなんてことは、もうあるまいと誰もが思っていた。
だからこそ、GRデジタルの登場にせめてもの希望をつないだわけだけれど、ポストGR1が、GRデジタルであるわけないじゃないか。やっぱ、銀塩は銀塩じゃなきゃだめじゃないか。大体、ファインダーのついてないようなのがカメラといえるんかい(^^;)。ちと名前が安目なのが残念だが、このカメラには全員起立して大拍手を贈らなくてはならない。
このカメラの先祖は、38mmのクラッセではなくて、ワタシ的にはかのトラベルミニの28mm単焦点だと思う。あれは安いカメラだったけれど、フジノン28mmはよい写りをしていた。いつでもポケットから取り出して、ぱしゃぱしゃ撮れそうなスナッパーだった。
ぼくがこの世界(^^;)に足を踏み入れるきっかけになったのが、曽根陽一氏のトラベルミニによる写真だったわけで、貴重な先祖の血筋をよくぞ絶やさず現在につなげてくれたと、感謝の気持ちでいっぱいである。でも、もうさすがに買わないだろうな(^^;)。TC-1はスナッパーとしては敷居が高く、今のところGR1を飼い慣らすだけでせいいっぱいだもの。
でもなあ。限定8000台というじゃないですか。メーカーの心意気に応えるということも…。ぶつぶつ…。