突然ですが、わが家のスバル・トラヴィックは、もともとオペル・ザフィーラという車です。

オペルの販売は、ずっとヤナセがやっていたわけですが、ザフィーラについてはGMと資本関係の深かったスバルが販売チャンネルとなり、ミニバンを売りたくてもクルマがなかったスバルとしては、自社開発のミニバンをリリースできるまで、これでしばらくしのごうと、そういう算段もあったのでしょう。

ヤナセが売っていたザフィーラは1800ccのみでしたが、スバルは上位バージョンに当時世界最良の4気筒とうたわれた(世界最高の量産車向け4気筒は、当時も今もBMWでしょうが)2200ccのZ22エンジンを搭載。日本発売に向けて、足回りのチューンをポルシェに依頼するという、けっこう本気モードだったようです。しかも、ヤナセが青ざめるような破壊的な価格をつけてきた。

もともとボディ剛性が高く、軽快さと安定性をあわせもつと評価の高いクルマが、そんなにいいエンジンを積んで、ポルシェチューンを施して、めちゃ安いのだから、さぞ売れただろうと思うわけですが、これがさっぱり。通算、1万台くらいも売れたのかしらん。

スバリストたちは、「水平対向+4駆でないクルマなんてスバルじゃないやい」という反応だったようです。中にはトラヴィックとレガシーを本気で比較する人もいました。成り立ちがちがうんだから、無意味だと思うぞ。

大体、ディーラーがてんで売る気がない。初めて出かけていって「トラヴィックを見たいんですが」というと、「え。トラヴィックですか」と聞き返されました。あの気まずさはなんなのだ。

そんなこんなで、わがトラヴィックは、1日に1台すれちがえばいい方。時々、向こうのドライバーが、こっちを指さして助手席の奥さんと何か話してる(「トラだぜ、おい」みたいな)ようなクルマであるわけです。こないだ竿徹さんという友達には、「珍車を買ったそうで」と挨拶されました(^^;)。

で、ここまでは前置きです(長い)。

このクルマ。ドイツ出身なだけに(生産はタイ工場らしいが)、ブレーキの効きはものすごくいいのですが、ダストもものすごくて、1週間も洗車しないとホイールが真っ黒になるわけです。丸2年目の定期点検で「ブレーキパッド交換の要あり」ということだったので(早い)、これ幸いと社外品をつけてみました。

フロントが、プロジェクトミューのブームワゴン(緑のやつ)。

リアが、クランツGIGA(青いやつ)。

パーツ代・工賃こみで47000円(T_T)。ほんとは、前後ともミューで収まれば割安だったのですが、このリアがクセモノで生産時期によって3種類あるらしく、しかも自分のがどれだかわからない。ショップがいろいろ調べてくれて、ようやく適合するやつを探してくれました。

結果は良好で、ブレーキダストは激減。洗車が楽になりました。

ここでふと思ったのだけど、累計登録台数が1万台くらいのトラヴィックで、ブレーキパッドに超割高な社外品をつける人がどのくらいいるのだろうか。仮に1%として100台。リアが3種類あるわけだから、単純に1種あたり33個。生産個数33個のライン製品なんてないだろうから、こりゃ、ほんとに手で削って作るようなものなんでしょうね。

ちなみにこの珍車(^^;)、ユーザーの評価はとても高いです。
http://www.carview.co.jp/userreviews/reviewlist.asp?modelid=3461