映画>危し!伊達六十二万石
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『危し!伊達六十二万石』(山田達雄監督/1957)。あやしさ100%のタイトルだけど、どうしてどうして、なかなかの傑作。伊達藩のお家騒動もの。嵐寛寿郎の超悪役ぶりに、客(ぼくだ)は激しい「こいつどうしてくれようモード」に突入。幕府大老まで陣営に巻き込んでの万端ぬかりなき悪役ぶりが、終盤のカタルシスを盛り上げる。
殺生の場面はリアリズムの対極というか、歌舞伎とか謡曲風に描かれる演出もあり、このあたりも新鮮。キワもののようだけど、ドラマの基本はびしっと押さえて、面白い時代劇だった。それから出てくる女性がみんなとてつもない美人。例の三浦屋の高尾大夫など、ぱっと出てきて、ちゃっと啖呵を切って、さっと斬られてしまうが、よか女だった。