2007年11月 5日

ワインを飲むこと

日頃、お酒をほとんど飲まない。晩酌の習慣はなくて、家で飲むとすれば友だちが来た時だ。飲みたい時は、外に出て3軒くらいハシゴをする。こないだ、夜の9時半に行ったお店で、「もう3軒目だよ」と言ったら、カウンターで聞いていたお客が「おれは5軒目だ」と言った。いろんな人がいる。

今月、仕事で宮崎の地ワインの特集記事を書くことになった。宮崎ワインはあまり知られていないけれど、都農ワイナリーのキャンベル・アーリーは「ワインリポート2004」で、「アジアで最もお買い得なワイン」として紹介され、「世界のワイン百選」にも選ばれている。つい2年前にオープンしたばかりの五ヶ瀬ワイナリーのナイアガラも、「国産ワインコンクール2007」の北米系等品種白部門で、最優秀カテゴリー賞を受けた。なかなか、いいワインができる土地なのだ。

で、特集というからには、今月、たぶん20か30の銘柄をテイスティングして記事を書かなくてはならない。素人にそんなことができるわけはないので、以前、タイユヴァンで仕事をしていたソムリエで、今は宮崎市でレストランを経営されている方に、助言をいただく予定。

それにしても、日頃ワインを飲まないので、少し稽古をしないとということで、エラスリス(チリ)のカベルネ・ソーヴィニオンというお手軽ワインを買って飲んでいる。いや、ほんとは昨日買ったミモレットがけっこうおいしかったのもあるんだけど。ついでにブルーチーズも買ってきた。

ワインを飲み始めると、音楽が聴きたくなる。ひさしぶりに渡辺範彦のデビューアルバムを聴いている。デビューアルバムといっても、1967年にクラシックギター界に彗星のように現れたこの人のアルバムは、2枚しかなかったと思う。当時、たぶん19歳かそこら。ものすごい演奏である。誠実で、ダイナミックで、いきいきとして、音楽がはじけている。

音楽を聴くきっかけとして、時々は家でワインくらい飲んでもいいかな。

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