仕事、一段落
この仕事が終われば年を越せるというのがあって、どうにか一段落した。文字通りの一段落で、文末にマルを書いた段階で、この後も改行して文頭を一マス空けて、最初の文字をナニゴトか書いていかなくてはならない。つまり、終わったわけではない。
だんだんと、この一段落が険しい道のりになってきているような気がする。もともと、文章を書いたり本を作ったりするのが好きであったからこの道に入っているのだが、ここまで続けてこれたのは、出会う何もかもが毎回新しくて、決して慣れることのない仕事であったからだ。
幸い、いまだに慣れても飽きてもいないのだが、これまで当然のことのように自分に課してきたことが、最近は、時に自分を裏切る。10やろうとしたら、10やることで、次の11がある。10やろうとして8で終わってしまったら、いつまでも11には行けないじゃないか。というのが、ワタシの平凡な仕事上の哲学であった。
でも、あれだ。
長く生きて、長く活動していると、恰好いいことばかりではない。どう言い訳しても言い訳のつかないミスとか失敗とか敗北とかいったことを経験せざるを得ない。それがまた、人生の味というものでもあろうな。負けようが情けなかろうが、そんな自分を投げ出さないということである。また、そのくらいしか、できることはない。
とりあえず、一段落。波の収まるのを待って、船を出せたらなと思っている。