映画>M★A★S★H

『M★A★S★H』(ロバート・アルトマン監督/1970)。
なんだか途方もなく疲れており、飲みに出るかどうか腕を組んで考え込むような状態だったので、無理はやめて映画でも観ることにするかと思ったとたんに、ドナルド・サザーランドの馬面が見たくなった。
これで4回目なのだが、今回が一番笑ったと思う。朝鮮戦争の最前線の陸軍病院に勤務する外科医たちのお話。これは、もはやアメリカの川島雄三というか、さらにもっと軽いか。全体に破調のドタバタギャグかと思っていたら、このテンポの良さはただごとではない。こんな映画、作ってみろといわれて手を挙げる監督が、今、日本にいるかどうか。
ドタバタ、ナンセンス、破天荒、スラップスティック、どう呼ぶとしても、これが名作であることに変わりはない。ほとんど脚本を無視したアドリブで進んだらしく、台詞が時々かぶる。しまいには演出としてわざとかぶせるなんてこともする。
とてつもなく疲れて、呼吸も満足にできないような時には、こんな上等の馬鹿映画は救いになる。特に医者の皆さんは、ストレス解消にぜひどうぞ。ただし、ちと下品なので子供と一緒にはおすすめしませんけど。