何年ぶりかにルアー雑誌を読んでみた。さすがに昔ほど、フィールドテスターなんてのが幅をきかせる時代ではなくなったようなのは、慶賀の至りなのだが、まだ釣りの分野の書き手というのは、あまり育っていないように思える。

釣りがうまいだけの素人さんに、記事を書かせてはいかんだろうと思う。いや、そういうのもいてもいいのだけど、全部それだと面白くない。釣り雑誌というのは、釣りに行けない時に読むものなのだから、わくわくとした釣りの楽しさを伝えてほしいのだが、基本的にノウハウとアイテム紹介に終始しているので、すぐにネタもつきる。

ひどいのは、そのネタがオリジナルじゃなくて、何年か前のほかの雑誌に書いてあったことの寄せ集めだったりする。

まあ、ルアーという分野が、かつての勢いを失っているのかもしれないけれど、それならそれで、そろそろ熟成していってもいい頃だろうと思う。

そんな中で、「つり丸」の村越正海の記事は、ちょっと良かった。深海のライトゲームの話で、結局、バラムツを2尾釣るだけなのだけど、あれでいいんだと思う。釣りなんて、釣ってなんぼではないんだしね。

ああ、上記ルアー雑誌で、1ページだけ目を引いたのがあった。ラパラの広告で、アイスジグを使うルアー五目。あれは、ちょっとやってみようかなと思ったな。

釣りは、つまるところ。つまるところってのは、少年の頃から、年がら年中、頭の中を魚が泳いでるような暮らしを何十年かやってきて、ということだけど、釣法でも対象魚でもなくて、まして道具なんかではなくて、好きな釣り場ってことになるんだろうと思う。

好きな釣り場があって、そこに身を置くことができればいい。どんどん、そういう釣り場はなくなっていくけどね。