中山手勉さん、登場。
手こぎボート釣りのパイオニアの一人、中山手勉さん。著書「ボート釣り教室」(週刊釣りサンデー刊)は、日本の手こぎボート釣りの裾野を広げ、多くの釣り人を「ちょっと沖」にいざなった、素晴らしい本だった。
その中山手さんのブログが、7月1日から始まった。ご当人は手書きで好きなことを書いて、それを中島さんという方が、テキストに打ち込んで投稿しているらしい。
http://blog.livedoor.jp/youichi_shukugawa/
72年から始めて、10年ほども熱中したバス釣りの矛盾、それを支える構造のひどさというものが見えてきて、どうにもこうにも身の置き場がなかった84年頃、思いたってゴムボートで海に出てみた。そこにはついぞ忘れていた釣りがあった。むずかしいことはええんか。数も、型も、どうでもええやんか。うんとこしょ、といって浜からボートを押し出せば、それで十分に楽しいやんかと。
そんな頃、「ボート釣り教室」を、毎晩、聖書のようにして読んだ。装丁が壊れて本がばらばらになっても読んだ。釣りのノウハウというよりも、どこを狙えば何が釣れる(かもしれないよ)といったインスピレーションにあふれた本だったので、何度読み返してもあきることはなかった。
ゴムボートで海に出るなんて、バカじゃないのか。そんな釣り、まともな人間のすることじゃない。という風潮がある中で、きっちりと方法論を述べ、多くのボート釣師たちの背中を押したのが中山手さんだ。この人がいなければ、ボート釣りというものが今ほど一般化していないことは確かだろうと思う。
わが釣りフォーラムの「こんぱす」会議室も、中山手さんがいなければ、ああいう風にはなっていない。ぼくも、担当の三本岳さんもイメージの中に、「ボート釣り教室」があった。当然、そこでの出会いも生まれていないのだろう。
その中山手さんのブログ、ゆっくり読ませてもらおうと思う。