『U-571』(ジョナサン・モストウ監督/2000)。第二次大戦の北大西洋が舞台。この時期の北大西洋といえば、「駆逐艦キーリング」、「女王陛下のユリシーズ号」をはじめイギリスの海洋冒険小説でいいものがたくさんある。そして敵方の主役はUボートだ。

爆雷を受けて漂流しているUボートからドイツ軍の暗号機エニグマを奪取するために、米海軍の老朽潜水艦をUボートに偽装して「救助」に向かうというストーリー。

手放しでいえるけれど、これが映画。これぞ映画。同じ潜水艦ものである『眼下の敵』は、艦長同士の1対1の戦術の競い合いが素晴らしいわけだけれど、構想の大きさはこちらの方が上。息がつまりそうな潜水艦内のスリルという点でも、こちらの方が上。制作費も、たぶん1桁ちがうのだろう。魚雷が命中するシーンなど、ど迫力なのであった。

それにしても、潜水艦ものでいつも思うことだけれど、あの至近距離で爆雷が爆発したら、潜水艦は沈むと思う(^_^;)。