百年茶のこと
コカコーラから「百年茶」が出ていたので買って飲んでみた。さすがというのか、このお茶のおいしいブレンドを知っている。これは「赤箱」をベースにしてるんだろうと思うけど、たぶんオリジナルブレンドと思う。
実はワタシ、百年茶についてはちとうるさい。結婚を機に「家でめしを食う」(比喩ではなくて)ために、当時勤めていた広告会社を辞め、縁あってこの百年茶の代理店に入った。奥州平泉藤原家百年の栄華が…、とコピーにもあるように、精茶百年本舗というのは東北ではそこそこ知られているものの、あとはデパートなどにちょっと置いてあるくらいで一般の知名度は低く、まして九州ではまったく知られていなかった。
これをどうにかして売り込もうというわけで、九州に初めて代理店ができた時、幹部として迎えられた。社長以下6人しかいない会社だったけど、なんにつけ前例がないとか、初めてとかいわれると自分の出番と思いこむ性向は昔から変わらず、けっこう本気で、かつ地道に取り組んではいた。
百年茶九州売り込み作戦は、やはりちと時期尚早というか力不足というか、思うような成果は挙げられず、ぼくも一年ほどで転職することになったのだけど、あのお茶を売って歩いた経験は懐かしさ以上のものがある。ぼくにとっては悲喜こもごも、試行錯誤では言い足りない、波瀾万丈、艱難辛苦、七転八倒の日々だったのでした。
今でもペットボトルには、五味のバランスにすぐれ、とコピーが書いてあるけれど、百年茶に五味(酸、苦、甘、辛、鹹)の概念を持ち込んだのは、記憶が正しければワタシだったと思う。久留米の薬膳研究家に取材して、カラーにするお金がないので、二色刷りのチラシを作った。だものだから、あのお茶は飲み疲れをしない。いくら飲んでも水っ腹になることがないのだ。
当時、お客さんに聞いた「効能」は、体が温まる、便秘をしない、肩こりが楽になったというのが多かった。ただし、温めて飲んだ場合。冷たくしてもおいしいのだけど、健康茶としてはやはり熱いのがいいらしい。
さて、百年茶をもっともおいしく飲む方法。あ、これはペットボトルではなくてティーバッグの話。安い方から青箱、赤箱、黒箱とあるのだけれど、最初は甘みのある赤箱がおすすめと思う。作り方は、保温ポット(コーヒー用の高性能のやつがいい)に百年茶と熱湯を注ぎ、数分放置。結局、この方法が一番甘みと奥行きが出て、おいしい。ヤカンで煮出してしまうと、本来の味にはなりにくいように思う。
もうひとつ。これは教えたくないほどの応用だけど、一箱まるごとホワイトリカーに漬け込むと、三十三種の野草・薬草のエキスが浸みだした、陶陶酒もびっくりの究極の薬酒になる。効能を期待するならこれ以上のものはないわけだけど、味もなかなかけっこうなものであります。

コメント
はじめまして。「百年酒」ですが、ホワイトリカーにティーバッグを漬けるだけでOKです。3~4か月くらいで、ティーバッグを引き上げます。砂糖を加えるなら、出来上がった後に味をみながら、200~500グラムくらいでいいと思います。私は入れませんけど。
Posted by JUN at 2007年4月27日 01:55
薬酒の造り方、教わりたいです。
35度のホワイトリカーに浸すだけで良いのかな?
ハチミツとかで甘みをつけるとか・・・?
Posted by と at 2007年4月27日 00:51
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