2006年12月 1日

年末は高音質CDなのだ

10年ほど前、スピーカー作りに凝っていた頃、SHEFFIELD/XLOのTEST&BURN-IN CDというものを持っていた。これは何かつーと、いわゆるオーディオマニア向けのテストCDであって、スピーカーユニットを数十時間でエージングしてしまうバーンイントーンとか、ホワイトノイズとかが入っている。

バーンイントーンというは、つまり20HZ~20KHZくらいの範囲でまんべんなく音を出して、ユニットを片寄りなくなじませるというもので、この効果は絶大だったのだ。

あれから引っ越しやらいろいろあって、そのCDは手元にないのだけれど、高音質録音で知られるシェフィールド・ラボの製品らしく、おまけの音源がいくつか入っていて、その中の2曲が今でも耳から離れない。

ひとつは、Michael Ruffの『Poor Boy』という曲。いわゆるAORというジャンルに属するやつで、どちらかというと苦手な分野なのだが、ポップスでこんなに録音のいい音源があったかとちょっとした衝撃だった。

音場は澄みわたり、ベースは深々として透明感すらたたえ、ボーカルは針で突いたようなピンポイントに定位する。ほんとにおおげさでなく、ポップスの可能性を拡げるような録音だと思った。これは93年のSpeaking in Melodies というアルバムに入っているのだが、とっくに廃盤になっていた。

もうひとつは、Lincoln Mayorga とモスクワフィルの歴史的なセッションから生まれた『Summertime』。これには、ほんとにひっくり返った。オーケストラを録るマイク位置のままで、Mayorgaがピアノを弾き、モスクワフィルのホルン奏者がソロをとる。ベルリンの壁がぶっ壊れて何が生まれたかというと、つまりこのセッションが生まれたのだ。モスクワフィルがジャズをやる時代になったのだ。こいつら、なんでこんなにうまくジャズをやれるのだ。好きだったのだ、聴いていたのだな。すごいな。すごいな。と。

これは、Mayorgaのガーシュイン集であるA Gershwin Celebration に入っていることがわかったのだが、やはり廃盤。

ちょっと短いのだけど、試聴してみましょうか。

PoorBoy
Summertime

年の瀬は、なぜか高音質なCDがほしくなる。フレーバーコーヒーが飲みたくなったり、ちょっと贅沢なパイプ煙草がほしくなったりするのと似たようなものなのだろうか。

師走でごわす。

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コメント

たぬきさん、どうもです。
その節は、わざわざ石狩鍋をありがとうございました。
ちょっとこのところ、仕事で追いまくられていましたけど、なんとか落ち着きました。ゆうべはひさしぶりに飲みにも行けたし。

左耳をいわしてわかったことですが、それでも高音は聞こえますし(物理的には聞こえてないはずですが)、音楽は楽しめます。

オーディオ評論家も、70年代からやっている人も多くて、そろそろ耳があやしくなってるはずなのですが、それでも機器テストなどやってますしね(^^;)。

録音が良いのに出会うと嬉しいですよね!

今日76歳の父が免許更新して来て、年寄り用の交通安全読本をぱらぱらしていたら60歳くらいから耳の衰えが始まって、70過ぎから急激にそれが激しくなるようなデータが載っていて将来の不安を強く感じました。_ト ̄|○

そう言えば12月も半ばに差し掛かりますね。

テレビそのものからも15kzくらいのノイズが、相当高いレベルで出ています。これが気になる人は耐えられないくらい気になるそうですが、ぼくにはわかりません(^^;)。

昨日テレビを見てたら、耳のテストみたいのやってました。
老化とともに、高周波の音が聞こえなくなってくるらしいんですよ。
んで、その信号を放送したんですが、僕には全く聴こえませんでした。
子供たちは聞こえていたので、再生装置のせいじゃありません(TT)。

師走でごわすが、体もこわす。

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