長谷川きよし (TBS music tide)
BS-iのmusic tide。長谷川きよしライブ。裏でマイルス・デイビスのライブをやっていて迷ったけど、マイルスは再放送もあるだろうし、長谷川きよしの方はハイビジョンらしいのでオーディオ的によろめいてこちらを観ることにした。
ハイビジョンなら部屋を暗くしてプロジェクターで映しても、少なくともDVDよりずっときれいだし、ひさしぶりにあのギターをスワンで聴いてみるのもいいな、ということ。
二つ、思惑が外れた。録画中は画像入力の切り替えができないためにハイビジョンでは映せなかった。もうひとつは、ライブの内容が凄かった。正直いって、あまり期待はしていなかったのだけど、これ、ギターなり音楽なりでメシを食っている若い衆は、全員観るべし。そして日本にこんなヒトがいることに安心して、わが道をたどるべし。
番組の構成上、どうでもいいという以上に、はた迷惑なインタビューが入り、それがまた演奏のエンディングに声がかぶったりもするのが惜しい上にも惜しいのだが、演奏の質の高さや深みは凄いものがあった。
ひとつ番組関係者に申し上げておくと、インタビューをやるならあんな安易なことじゃなくて、演奏のクオリティを壊さないレベルでやってくれないと、天は許しても客は許さない。もうひとつ、エンディングの音が終わらないうちに声をかぶせるのは演奏の破壊だから、やってはいけない。
「黒の舟歌」でドラムの女の子が格好よかったので、元ドラマーで最近ドラムを買ってくれとおっしゃっているオクサンを呼んで見せる。見終って、パソコンに向かいながら「黒の舟歌」をふんふんと歌っていたら、涙がどーどー流れて困った。父親がまだ生きていて、ぬくぬくとしていられた頃のことが、感覚としてよみがえっていたのかもしれない。もちろん、何度か渡ってきた深くて暗い川のことも。
感動して自分でギターで歌ってみたら、すぐにさめた。あんまり自分の声がつまらなかったからだ。長谷川きよしは、自分で気づいているのかしらないけれど、人の心の奥の方をかきまわしてしまう、何か悲しい霊的なエモーションが、あの声にあるのかもしれない。八代亜紀にそれを感じるという人がいても、ぼくは不思議には思わない。

コメント
ひろすけさん
これ、カホンというのですね。高校の頃、フォルクローレが好きだったので、この箱のことは知ってましたけど、もっと素朴なものかと思っていました。仙道さおり、よかおなごです。惚れてよかです。
Posted by JUN at 2006年10月27日 00:08
やっぱり観てましたね(^^)
長谷川きよしの世界は、唯我独尊というか(ちょっと違うか?)誰も真似ができないものですよね。
あそこまで時代に流されず、しかも古くならず、自分を貫き通せるミュージシャンは他にいないでしょう。
パーカッションの仙道さおりさん、夏にスウィングガールズの矢口監督が作ったビッグバンドも参加したジャズフェスティバルが横浜であって、彼女は、ハーモニカ、ギター、パーカッションという構成のユニットで参加していまして、僕はひと目で惚れました(^_^;)
こちらで仙道さんの演奏が少し観れます。
http://www.asahi-mullion.com/mullion/column/w-music/050217index.html
この、カホンという楽器、叩く位置によってバスドラになったり、スネアになったりと、多彩な音が出るので、最近は路上ミュージシャンの間でも人気のようです。
僕もいっちょやってみようかと思いましたが、楽器屋で叩かせてもらって、情けない音しか出せなかったのであきらめました(^_^;
奥様のプレゼントにいかがですか?
Posted by ひろすけ at 2006年10月26日 23:40
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