2006年7月29日

大山志保さんのこと

さきほど、宮崎市内のゴルフ練習場で大山志保さんのインタビューを終えた。

これまで、多くの著名人やスポーツ選手のインタビューをしてきたけれど、仕事の直前はちょっとだけナーバスになる。といっても黙りこむとか、逆にしゃべり散らすというようなことはなくて、たとえば午後一番の取材なら昼食は抜いておくか、というくらい。

でも、今日はあえて直前にサンドイッチを食べた。「普通」でいるのが、一番いいのだと思ったから。

スポーツ選手の場合、特にそれが大きな大会を控えたアマチュアの一流選手である場合、ご当人が相当にナーバスになっていることが多くて、こちらもそれにつられてしまうと、もう仕事にならなくなる。そういうことは、他の分野の人にもけっこうあって、日常そのものが常に真剣試合というような緊張感を漂わせている人もいる。

だもので、こちらも、普段より少し緊張している「自分」というものから、うまく離れて、雑誌や言葉の精といったような非自分的存在になるべきなんだろうと思う。たぶん、それはたいていうまくやれている。

30分と短い時間だったけれど、大山さんは、ゆったりと誠実に受け答えしてくれた。内面に火のような激しさを秘めていることははっきりとわかるのだが、試合でない時によけいな緊張感や自意識を持ち込まない、プロとしての心の安定、強さというものを身につけている印象。それに助けられて、こちらもそれなりの仕事をすることができた。

昨年のリコーカップのこと、不動裕理さんのこと、将来のこと。ひとつひとつの受け答えに、とても魅力的な人格を感じた。ゴルファーとしての強さを支えている、その人格の清さ、美しさに多くの人が気づくのも、そう遠いことではないだろうと思う。

本日の語録。

1mショートするくらいなら、5mオーバーした方がいい。
ショートすることが許せない、という気持ちはあります。

プロに入った時、(高校の1年先輩の)不動さんにはすぐ追いつけると思った。
でも、実際にはとてつもなく遠いところにいらした。
やっと不動さんの背中が見えてきたのは、リコーカップで優勝した時でした。

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コメント

駆け出しの頃から、なぜか大事なインタビューはまかされてきましたので、いろんな方に話をうかがう機会がありました。機会というか、それが仕事なのですけど。

長年やってきているのですが、今でも、仕事の前に少しナーバスになることがあります。まあ、表面にはそう見えないでしょうけど。

最近では哲学者の梅原猛さん、巨人の原辰徳さんがそうでした。梅原さんの場合、あまりにも巨大な知の人ですので、こんな人を相手に何を話せというのや、という感じでしたし、原さんの時は、広報の方に時間があまりとれないといわれ、わずかなインタビューで2ページ構成するという、職務上のモンダイもあったわけです。

存在感ということでは、初夏の頃にお会いした田崎真也さんは格別でした。モノゴトに向かっていく姿勢について、いろいろ、学ぶことが多かったです。

いまや日本の代表選手である大山志保さんと会話する機会があるなんて、なんとも羨ましいですね!

昨年のリコーカップは私も最終日に見に行ってましたので、宮崎の選手が優勝できてとても嬉しく思ってました。私は「古閑美保」さんのファンなんですが、確か大山選手とはとても仲良くて、古閑さんが目標としているのが大山さんだと聞いてます。

リコーカップの際は、親戚の面々が応援にいっぱい来てたのか、終わった後は他の選手と違って、周囲に溶け込んで宮崎弁で語っていたのを近くで聞いてました。親しみ深い人だと思ってました。

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