2006年6月19日

海へ

五月晴れというのは、ちょうど今日のような日。

梅雨のど真ん中で予報では雨だったのが、午後から恵みのようにうまく晴れて、その陽光のまぶしさに、ちょっとそわそわするというような。それも、たぶん釣師の言葉なのではないかと思う。

ただ、もう年々、釣師としては腰が重くなっており、多少のことでは釣りになんか行かない。今日の午後が恵みのような五月晴れであったにしても。

そのサイのように頑なな背中を、もう小学2年生になった末の女の子が押してくれた。釣りに行きたい。連れていけという。ふと釣師のそろばんが動く。今日は小潮で夕方がソコ。陸からのべ竿でアジなんてのも無理ではないにしても、水が満々ときてない夕まずめなんぞは美しくもない。

そうするとボートだが、準備と撤収が何しろ大変だ。しかし、子供もこちらも両方時間があって、しかも中潮~大潮で、しかも気軽に魚が釣れるタイミングなんてのは、そうあることではない。そんなことを言っていては生涯釣りに連れていけないではないか。

そんなわけで、日南海岸富土海水浴場にえっちらおっちら繰り出して、ゴムボートを浮かべてみた。子供第一投、いきなり肘たたき級。第2投、肘たたき級まじりのダブル。おお、こりゃ、やはり恵みの日であった。彼女にとっては初めてのボート釣り。初めてのシロギスだ。

ひさしぶりのゴムボートで、ちと海をなめすぎており、アンカーを用意していなかった。だもので風が吹くとどんどん流される。そのたびに漕がなくてはならなかったが、もう何年も前に、今や高校生になっている長女をここに連れてきた時と同じように、末の子もはしゃぎ、わあわあ言い、それ以上に、こちらがはしゃいでわあわあ言っていた。

2時間の釣りで約20尾。ぜいぜいいいながら撤収して、潮と砂にまみれて家に帰り、塩焼きと昆布〆と天ぷらでご飯を食べた。

小さな釣りだけど、たぶん、あの子は今日のことを忘れない。ぼくはもちろんのこと。

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コメント

梅雨の晴れ間のキス釣りくらい、この世で清らかな釣りはないと思っており、子供の初釣りとなると、どうしてもこれをやらせたいですね。

というか、すでにハゼは幼稚園の頃に何度かやっているのですが、この時も、初秋のハゼ釣りくらいこの世に清らかな釣りはないと思い…(^^;)。

いつか季節を、肌の感覚で感じられる人になってくれたらと。

娘さんの釣りデビューですか、いいですねえ(^^)

GWに、小学校3年の息子の釣りデビューをしましたが、結構吹いていて、1時間ほどで船酔いさせちゃって、ちょっとかわいそうでした。ヤツもピンギス3つぐらいは釣ったんだけど・・・

でも、上がってきたらケロリで、船で食べるつもりしていたオムスビを、帰りの車でバクバク食べていて、その姿見て、なんか微笑ましかったです。

ここ3年、病気やら仕事で、休みに息子と遊びに行くことが無かったので、ボクとしては嬉しくて。

春先には嫁さんも連れて行って潮干狩りもしたです。
どっちかっていうと、家族サービスと言う、家族の要望に応えるパターンなのではなくて、ここしばらく、「親父不在」だったのを、なんとか埋め戻して、むしろこっちが子供や嫁さんに「一緒に遊んでもらう」ってパターンではあるのですが・・・(^^;)

それがやりたくても出来なかった病気期間中を思えば、少しでもそういう機会を、取り戻したいなあと尾思うわけです。

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