2006年6月 6日

夢を語ってみる

夢というものは語ると遠ざかってしまうものと、語らないと遠ざかってしまうものがあるように思う。そのちがいがどこにあるのか、ついさっき気づいた(ような気がする)のだけど、たぶん自分のための夢は前者で、人様を巻き込むような夢は後者だ。あるいは小さな夢は前者で、大きな夢は後者。虫のいい夢は前者で、理想と呼べるような夢は後者なのかもしれない。

後者の夢を語ってみようと思う。釣りフォーラムのことだ。

ニフティサーブ時代に始まった釣りフォーラムは、今年で開設20年になった。まだ「開設」してるのかと驚く人もいるだろうけど、どういたしまして。今のところWEB魚図鑑というコンテンツを運営しているだけにしても。派生して、Gear-Labというのもあって、これは別組織ということに今のところはなっているけど、重なるところは重ねていけるだろう。

昨年の秋に@niftyから離れて、長い歴史に一応の区切りをつけた釣りフォーラムだけれど、ぼくにはやむことのない夢がある。それは、釣り人のためのコミュニティを作ること。この夢をあきらめた時、釣りフォーラムは終わるのだろう。だから、当分、終わらない。

昔は、BBSとか掲示板とかのシステムが、そのままコミュニティといえた。もう一昔近く前に、そろそろこれは変ってくるなという感じがあって、BBSのように濃密な関係性を全国規模で維持するのは無理だ、これからはデータベースだってコミュニティだということで、全国釣行データベースというのを作ってみた。

その時の経験を生かして、WEB魚図鑑を作った。さらにイベントだってコミュニティになるだろうとキスバトルとかカレイダービーも始めた。ここ数年のぼくらの取り組みというのは、釣り人のための次世代のコミュニティを模索するものだったといっていいと思う。

それらのトライは、一応うまくいってはいるけれど、まだまだ納得がいかないところへ出会い系ブームがあり、そのライト版としてmixiが生まれた。さらにブログの時代がやってきた。要は特別なスキルがなくても自前でコミュニティを構築もしくは参加できるということが大事で、センターよりも個という方向。まず個ありき。

ぼくの夢は、少なくとも1万人規模の釣り人のためのコミュニティを作ること。そこには数百以上の小さなコミュニティが自然発生すること。毎週、日本のどこかでオフ会が開催されていて、そこで新しい出会いが生まれること。釣魚の大物記録を認定する大物ダービーを通年開催すること。出版などの他分野にも関わること。子供に釣りを教えるNPOを立ち上げること。多少時間はかかるかもしれないけど、WEB魚図鑑を他分野の研究者に水平展開して、世界最大のネット博物図鑑を作ること。

こういう夢は、とても一人ではできはしないから、いつも語っていなくてはならない。人をつかまえては語っているうちに、具体的な道筋が見えてきたり、思わぬ人に会えたりもする。夢を共有する同志に出会うことだってあり、もう、手の届くところにまできている夢もある。

人様にはどう見えるかしらないけど、釣りフォーラムはようやくここまできた。ようやく始まろうとしているのだ。

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コメント

あららさん>

いや、そういわれるとお恥ずかしいかぎりですが…。

どういうわけか、非常にツイているというか、こうしたいなあと思っていると、そんならこうしてみようかと話をもってきてくれる人が、遅かれ早かれきっと現れるので、きっとどうにかなるんだろうなと(^^;)。

大物ダービーは、システムはとっくにじゅん坊さんが作ってくれていて、要するにぼくのところで止まっております(^^;)。そろそろ前に進めなくちゃと思っています。

JUNさんの夢は何度となくお聞きしてますが、自分では発想できない夢で、いつ聞いてもとても刺激的です。

コミュニティという分野についても、いろんな経験を踏まえて判断されるので感心しますが、近場に住んでいる立場ですので、協力できることはやりたいと思ってます。
特に大物ダービー企画についてはものすご~く期待してます。

と~るさん>

ぼくら、FFISHでとても濃密な時間を過ごしましたからね。あれを、あのままは無理かもしれないけれど、せめてあの半分くらいの濃さ、面白さは、今の時代にも提供できるんじゃないかと。

モノゴトにはぼちぼちやる時期と、一気にやる時期があるんだろうと思いますが、最近、ちょっと急がなくちゃという感じになってきております。

ひとつずつ、ですね。

某公共放送の「繋がって~いるからね~」ってフレーズが、時々頭の中にこだましますね。

2年間の病気療養で、その間、細々自分のホームページをケアしてましたが、面白いことに釣りフォーラム時代に一緒にOLM釣行した仲間が「検索で“やっと”見つけて辿り着きました」と、BBSに書き込んでくれたりすることがたまにありました。つい先日も懐かしい方がおみえになって、またアクティブに書き込みしてくれたり。

なんというか、この“やっと”の思いをあまりしなくても、「昔の名前で出ています」が、すぐ見つかる・・・

そして、つりに関する用語とか、地方独特の釣法とか、そういうのがね、検索スキルがなくても見つかる・・・

なかなかないんですよねえ。

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